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2013年7月13日土曜日

site更新


この6月に竣工の Octy
竣工写真をupしました。
撮影は 安川千秋さん。

つごう20枚以上のカットをいただきましたが
siteのために選んだカットは は みな縦使い。
こんなとこからも 建物の状況 うかがえます。

私のスナップ・ショットも ひとつ。


2013年6月19日水曜日

建築写真のこと。


テナントさんの入居までに時間がとれる。
竣工写真を 建築写真家・安川千秋先生に お願いした。

建築写真は 空と光もまた主役 といえるかもしれない。
梅雨時の空模様にタイミングをはかりながら、何度も現地まで
おもむいていただいた。手間を惜しまぬプロフェッショナルだ。

設計ご苦労されましたね。と、これまで何度となく掛けられた
言葉のあとに、東孝光氏の 塔の家 を8棟並べたようですね。
と 昭和の名住宅のひとつと例えられたのには、いささか恐縮。

建築写真。撮影機器はかわった。
シノゴ じゃなく EOS(35mmフィルム)で撮るなんぞは
アナログ時代には 邪道っぽかったところ、いまじゃふつーに
EOS(デジタル)だ。
EOSには対応する広角のシフト・レンズがあるので、そもそも
建築写真の撮影には向いている。私もアナログEOS派だった。
シャッターを切るのに ためらいがいらない。
こんな感じだけど、どお? と その場で確認ができる。
レタッチもO.K.
いいことづくめのはずなのに、寂しく感じるのは昭和のDNA。

雑誌メディアの中の 建築写真も変わった。
私が学生時代の頃、『新建築』など 建築専門誌に掲載される
建築写真には 家具や人物など 生活感は極力消されていた。
いまは、そのぎゃく。(のように感じる。)
生活感を写し込んだ住宅建築の写真は、自然でいい感じである。
ただ、いざ撮影となると
お住まいの方に、いささかご迷惑をお願いするのが気が引ける。

そんな よもやまばなしをしつつ
夕闇の撮影を終える。
やきあがりが、たのしみだ。

2013年6月16日日曜日

集合住宅が完成する、ということ。


昨日は、完成内覧会。おおくの方にご覧いただき 恐縮です。
本日は、引渡し。建主のご家族には、喜んでいただきました。
ただ、(残工事がまだ少しありますが、それを別にしても。)
まだ 完成したとは 思っておりません。

集合住宅の建設では、多くの場合、金融機関から融資を受けて
建設にあたります。このご家族も、そうでした。
融資の返済には、テナントさんのお家賃の一部があてられます。
つまり、この建築を気に入って入居されたテナントさん達にも、
じつは、建設の費用を負担していただいているのです。

テナントさん達も建主であり、私の大切なクライアントです。
満室になって、テナントさんの新生活があって、はじめて完成。

仲介は Rバンクさんに お願いしております。
この現場日誌も もうすこしつづきます。

2013年6月6日木曜日

Detail に 神がやどる


Detail には 神がやどる という。
どなたの言葉であったあろうか‥。 ほんとかな。
神がやどるのは 必然 という状況ではないのか。

なぜそうあるべきなのか‥。
そこを突詰めるから Detail が研ぎすまされる。
デザイン とは そういう作業と心得ましょうか。


2013年6月3日月曜日

完了検査でひと段落


検査機関による完了検査 無事おえました。
特に負い目があるわけでは ありませんが
検査というひびきに いささか緊張します。
健康診断 の日のようです。

現実的には
検査済証が交付され、引渡しがされるまで
手直しの工事やクリーニングも残ってます。
あとひといき。

今月 6月15日(土)
A .M.11:00~P.M.5:00
完成内覧会をおこないます。
ご興味ある方、ぜひ いらしてください。

2013年5月27日月曜日

やってみなくちゃ ね。


日曜日は、
賃貸の仲介管理をお願いする担当者と オーナーご家族
交えて打合せ。現場も、朝から外構工事の追い込み仕事。

路地状に敷地奥につづく外部通路。
当初、この通路の隣地側は、ある程度高い塀を新設して
住民達への 閉じた空間 とすることを考えていました。
本体足場が外れた状態を見て、この考え方を改めました。

この路地は、住民みんなが顔を合わせる空間。
アプローチからの開放感 を大切にした方がよさそうだ。
もうひとつは 防犯性。
見通しがきくほうが、フトドキモノは 敬遠するだろう。

塀は限定的に。高さは、ポストが納まる高さまで。
軽微な変更項目。現場で やってみて決めていい。


2013年5月14日火曜日

足場を解体


外部は、いよいよ外構工事突入だ。

ウマ がいるのは 知ってはいたが
ハヤウマ という動物もいたのか…。
ガスメーターを固定する金物だとか。
でんでん虫の でんでん もいるぞ。
もちょっと このへんに しとこう。



2013年5月9日木曜日

現場も ドウブツの森?


現場は、サッシ廻りと打ち継ぎ目地のコーキング
週末の足場解体にむけ、外壁工事最後の工程です。

私のほうは、
外壁補修の最終確認と 道路の後退部分の打合せ。
敷地の一部であっても、前面道路の幅員が狭い場合
特定の有効幅員を確保するため、そこの部分も含め
道路状に舗装することがあります。
建築基準法上は、その部分も含め道路の扱いとなります。
舗装工事、そのものは 道路管理者 である 区
がおこなってくれることになってました。

区役所の担当者の方々と、現場で打合わせていて
面白い事を知りました。 タヌキ がいるのです。

わたしも かねがね
建築現場に いろんな生物がいることは承知しています。

・ネコ
 ‥荷物を運ぶ一輪車 ネコおしグルマ 
・トンボ
 ‥グラウンド整備で使う道具
  現場では、左官やさんが土間の押さえ に使います。
・ボウズ
 ‥丸太でつくるやぐらや足場。あるいは丸太そのもの。
・アサガオ
 ‥外足場に設置する、落下物防止の跳ね出し。

タヌキとは どうやら 
埋設する配管のため、舗装した道路を一部掘り起こす
ことのようです。
今日の監理では、未知の生物に遭遇しましたな。

O-Project


2013年5月7日火曜日

人生の青写真も軽微変更していこう。


オーナーの方々には 仕上関係の確認をお願いしていきます。
連休中の先日には、スティールの塗装色。
私が想定していた保守的な色より、冒険色を選択されました。
そこが なかなか おもしろいところ。

懸案のひとつ、
高度斜線に絡んだ斜壁に設置する、キッチンのレンジフード。
既製品の想定でしたが、製作で対応したほうがスッキリする。
変更しよう。

私は、現場で変更していくことを いといません。
もちろん、予算の範囲内で、関連法規を遵守し、軽微変更の
範疇ににとどめ、完了検査に支障のない範囲ではありますが
このほうか使い勝手がいい。巧く納まる。
と現場で発見したことは、どんどん 変更します。

確認申請図書から、いっさいの変更まかりならぬ。
耐震偽装事件を機に改正された 建築基準法の方針でしたが、
施行当初からの混乱で、昨今では、だいぶ緩和されました。
ただ、なるほど
レールにそった人生をよし とするお役人さんの発想である。

現場は いろいろあるから おもしろい。いいものができる。
私は そう思ってるんですがね。



2013年5月1日水曜日

即興的現場監理術


覚悟はしていたが、とにかく現場に呼ばれる。
ここ、どうしましょうか‥ ということだ。
そもそも計画の出発点が、この変則敷地に8住居を実現させること。
いはば、生存空間をいかに確保するか、ということにつきるからだ。

もちろん、実施設計で検証はしている。
絵では書けても施工は不可能、というDetailも、充分心得てはいる。
それでも、現場で職人さん達とやり取りをしながら思いついた事を
その場でスケッチ書き出すという、ガリレオ・福山雅治状態である。
いっけん
デザインをいう行為とはほど遠いようでいて、結果的には、なにか
すっきり感 が見えてくる。
まさに 機能的なものこそ美しい ということか。
住宅のデザイン とは そもそもなんぞや、と 考えさせられる。




2013年4月27日土曜日

先生、すぐ来てください!?


都内の病院に、一泊の検査入院。
ふりかえれば 入院 ということそのものが 初めての経験。
これまでの健康に感謝するとともに、医療に従事する皆様に
あらためて、頭が下がった。 まさに 先生と呼ばれていい。
‥先生、すぐに現場に来てくれませんか?
これまた初体験の点滴を受けつつ、現場からの電話である。
すぐこい。 とは たいがい よい話ではないのだが。
‥いいアイディアが 浮かびました。 見てくれませんか?

聞けば、これまで私も考えたことがある Detail だ。
施工精度を考え、躊躇していたものだが、トライしたいと。
‥そこまでゆうなら、よし。やろう。
( ただ、私は 先生 とは呼ばないでね。)



2013年4月23日火曜日

オラこんな村いやだ〜東京さいくだ〜‥


躯体内の内装工事は、内装の大工さんが乗り込んできている。
守備範囲は打放し面以外の壁面のボード下地。建具は枠まで。
現場にて、親方と職方、組の監督Hくんと私とで打合わせる。
‥申し訳ない。正直な おなはしを させていただきますに
東北出身の職方 の 言葉が よくわからないのであります。
親方の話し方で、なんとか 理解できてきた次第。
身振り手振りを交えてのやり取りで、こちらの意図と熱意は
伝わったようだ。笑顔がたのもしい。

1985年
新米現場監督だった私には、印象に残る年だった。
バックスクリーン三連発で 阪神の優勝。日航機墜落の悲劇。
現場では、神田正輝と松田聖子の聖輝の結婚式に巻込まれた
ミキサー車に、コンクリ打設が大パニックとなっていた。

分譲マンションの躯体内、内装工事がはじまった室内からは
何度も続けて吹き込まれた、当時の流行歌が 流れていた。
オラこんな村いやだ〜オラこんな村いやだ〜東京さいくだ〜‥
という 吉幾三の 曲だ。
‥信号ねえ。あるわけねえ。オラの村には電気がねえ。
揶揄するような感じかして、私はあまり好きではなかったが
東北地方出身の当の大工さんたちは この歌に郷愁を感じて
仕事に精を出していた。
よく、仕事 教えていただいたな。

いまでいえば
じぇ。じぇじぇじぇ ってか。 


(photo は 左官工事。内装大工さんの仕事は、おって。)

2013年4月19日金曜日

打放し仕上・利休か秀吉か


コンクリートの打ちっぱなし、とはいえ いくばくかの補修は必要。
打設の作業は、皆で一生懸命行なうのですが、なにせ現場での行為
パネルの目違いやピンホールなど、多少のことは避けられません。

それでも、補修や手直しは最小限度に とどめることにしています。
手作りの風合を大切にしたい。かつて千利休が確立した美意識です。
もちろん、秀吉の黄金の茶室 のほうを支持する方もおりましょう。
ただ、わたしは ぎゃくですね。(ちょっと、大上段な おはなし。)

そのむかし、ル・コルビジェの
ユニテ・ダビタシィオン や ラツーレットの修道院を見学しました。
若い私は、施工精度がわるいな。と思っていたところ、何かの記事に
安藤忠雄氏が 荒々しいコンクリートの表現 と 表現していたのを
思い出しました。
いまの私なら、そこのところは よくわかります。


2013年4月17日水曜日

内装工事


浴室間仕切のコンクリートブロック(CB)も、左官工事ですることに。
まず腰の部分までCBを積み、防水の後、浴槽を設置し残りのCBを積む。
でないと、浴槽が浴室にはいらない‥。お手間 おかけいたしますね。

室内階段と手摺の一部は鉄骨造。金物業者さん なかなか たのもしい。
こんなdetailは、つくれないじゃないか‥という先入観は禁物であった。
涼しい顔で ふたつ返事である。

外部階段の手摺は 予算の関係もあって、アルミの既製品を使うことに。
デザインにこだわる建築家は敬遠しがちな建材も、アレンジ次第である。
お金をかけて、いいもの造っても意味がない。
お金がかけられないから工夫する。だからいいものができる。
つねづね そう考えてます。



2013年4月11日木曜日

左官


完全にまっすぐな 線 は存在しません。
大学ノートの上で理論上はあっても、現実の世界では存在しません。
その まっすぐでないもの同士 折り合いつける工夫が建築の詳細
のデザインであり、職人さんの腕前でありましょう。

左官の職人さんは さえたるもの。
斜線制限で切り取られた壁面。ウレタン防水の下地を起こしている。
打放しの仕上では、他にも外部階段、補修の下地、サッシ埋めなど
守備範囲はひろい。 頼りです。



2013年4月3日水曜日

フェイク が おかしい


本体のコンクリート打設が終了すると、補修の工程にうつります。
打放し仕上 とはいえ、ある程度の補修の工程が必要となるのは
現場でモノを造っている以上、いたしかたないところ。
それでも、補修は最小限のレタッチにとどめることにしています。
多少の斑や目違いも、味わいのうち。わび・さび の美意識です。

私の考えを理解してくれて、ジャンカやピンホール、ピンカド出し
といった左官作業から撥水処理までお願いできる、馴染みのA軍団。
組のほうから連絡いれてもらうも、今回は手一杯とのこと。残念。

そのかわりに 組のほうから手配してもらった補修の業者さんは、
聞けばなかなかの職人気質のようだが、前の現場で建築家と大喧嘩
となったという。コンクリート面 全て塗れ! といわれたそうだ。
そりゃあ 打放しじゃなく、打放し風塗装 じゃない。
型枠大工さんだって 怒るわさ。
『こだわり』と『わがまま』を取り違えた上から目線の建築家先生
のお噂は、そのつど、なさけなくなる。

ところで
この打放し風 ならぬ ○○風 といった仕上材。よく目にします。
木(‥だけど 木じゃない。) 石(‥だけど 石じゃない。)
中にはその似せ方に、技術的な面で有無を言わさず圧倒する製品も
ありますね。ショーケースに並ぶ 食品サンプル よろしくです。
でもやっぱり
木は木だし。石は石。コンクリートはコンクリート。
フェイク は フェイク。 素材は素材。



2013年3月30日土曜日

上棟


今週の現場は、上棟後の大後片付け大会に 終始したようだった。
最後の打設にともない、最上階の床・梁とサポ意外は型枠は解体。
下階からの転用で、なんとか使いまわせていた型枠パネルも含め、
型枠残材の搬出作業。ここでは重機が使えず、手運びである。
役目をおえた型枠は、他の現場で基礎型枠などに転用されるはず。

上棟 というと 晴れやかな光景を思いえがきますが、
その光景までは いましばらく かかりそうです。

工程も、仕上工事に向います。
もうすこし 美しいphotoをupしていくように こころがけます。



2013年3月21日木曜日

補強筋 いつやるか‥、いまでしょう。



最上階のスラブ、配筋検査だ。
パラペットの立上がりを利用して逆梁にし、
天井に梁型を出さない当方お得意の表現だ。

加えて、最上階ということで コーナーには補強筋が必要だ。
RCの壁式構造。建物全体を箱形構造として完結させわけだが
じつは、よくこれを忘れる現場がある。
ここではもちろん、みんな心得ていた。

またまた加えて
北側斜線(高度斜線)制限による ななめの壁が難儀である。
工場加工よりも、鉄筋の職人さん D-13を現場で曲げ加工だ。
型枠のP−コンも 面白いもの 見つけた。
型枠側が自在に曲がるぞ。パラペットの浮き型枠を締めるのに
型枠大工さん、ドヤ顔で使っている。


来週、いよいよ上棟だ。




2013年3月14日木曜日

現場回遊録


現場の職人さんが、あそこの部屋にいきたいと、思っても
なかなか たどり着けないんですよね‥。
迷路のような回遊性は、こちらの思惑通り。
厳しい法規制からうまれた 副産物である。

もうひとつの副産物が 共用部である通路。
長屋(‥特殊建築物である共同住宅ではない)の用途から
全て住人が通り、全ての住居の窓が面するスペースである。
同じ屋根の下に集う同士、自然と挨拶が生まれるでしょう。
そのさきに、なにか繋がりができれば、それでよし。

コミュニティーが、集合住宅環境としての付加価値が認識
されつつあります。いいことですよね。
ただそれは、さあここで集いなさい。といって、物理的に
場を提供することとは、すこし違うと思っています。
たとえば
集合住宅の屋上を、フリー・スペースのようにして住民に
解放しているケースをよくみうけますが、いただけません。
取ってつけた計画、目の届かない空間は、単に不法行為の
温床になるだけです。

コミュニティー とは自然発生するもの。
大切なのはその しつらえ。
まづは、挨拶が生まれやすく しよう。





2013年3月6日水曜日

3階壁配筋



壁の配筋検査はできるかな、と思いきや。
材料の搬入に 意外と 手間取っている。
3階ともなれば、ユニックはとどかない。
手運び。けがなきように。

電気屋さんとスイッチ・コンセント確認。
型枠大工さんとは、パネルの割付に苦慮。
今回の勝負所は斜線制限のあんばいだな。