2020年4月2日木曜日

山手線のふたつの新駅舎

昨日は偶然 同日に
山手線のふたつの新駅舎『原宿駅』と『高輪ゲートウェイ駅』を初めてみました。
原宿駅の新駅舎は、馴染みのある木造の旧駅舎の老朽化のための新設と聞きます。
土産物やを兼ねたコンビニに 見晴らしの効く喫茶店。そつない導線の計画です。
木造の旧駅舎 が 哀しげなことの方が印象的でした。

高輪ゲートウェイ駅 は 駅そのものが新設
駅前の開発がまだなので、駅そのものの存在感がピンときません。
建築も なぜ屋根の形をガタガタにしたのか、その必然性もピンときませんね。
未開発のエリアを通り抜け、都営の泉岳寺駅まで歩いてみました。
このエリアは一体化するな。やはり駅名は JR『泉岳寺』駅にするべきだった。
例えば おとなりの田町駅も殆ど都営三田駅と連続してます。駅名統一すべき。
『新橋』は一緒ですよね。
JR『蒲田』と『京急蒲田』 JR『川崎』と『京急川崎』 わかりやすいです。

駅名は その地域のアイデンティティーを表すものだと思います。
『泉岳寺』の参拝者に 今では外国人の方がどれだけ多いことか。


2020年3月31日火曜日

内覧会中止のご案内

来月4月4日(土)・5日(日)に予定しておりました
新築集合住宅hikarium 内覧会

残念ながら
延期 ではなく 中止 とさせていただきます。
みなさまには ご迷惑をおかけしました。

来場を予定されていた方々には 申し訳ありませんでした。
内見をご希望の方には、ご連絡のうえ、個別に対応させていただきます。
よろしく お願いいたします。

SOCIUS岩間隆司


2020年3月26日木曜日

検査と五輪と自粛の花見

今週の始まりは 検査 から。(といってもpcr検査ではありません。)
設計監理中新築集合住宅 hikarium 消防と検査機関の完了検査でありました。

検査で基準法上の問題はなし。ただ、追加した開口部が防火設備であったため
『軽微変更』ではなく、検査結果がダメなことへの『追加説明書』で対応せよと
(正直いって、よく分からない論法の)指導に対応中。

完了検査が終わって 気が抜けたのか、少し体調がおかしい。
急いで体温計るも平熱で、咳もでない。単なる疲れか。ただ念のため一日養生。

東京五輪がおおむね一年の延期 というニュースが入ってくる。
アスリート・ファーストというからには、選手の声に動かされたのかと思いきや
総理とIOC会長との電話会談で即決とのこと。
『おおむね夏までに』とは、自身が総理総裁のうちに、といっているのと同じ。
『中止』でなく『延期』というIOCの確約を取り付けた途端に、都の厳戒大勢。

もちろん 外出自粛 の要請が必要であることは理解し したがうつもりです。
ただ『不要不急』といわれると、外出の可否は各自の主観によってしまいます。
どうせなら 『お花見禁止!』 と言われた方が分かりやすい。

人の生命や健康にはかえられませんが、今年の桜は可哀想ですね。


4月4日(土)・5日(日)完成内覧会の件 追記

SOCIUSのFaceBookPageにて広告・告知中(広告は一時停止)
当方で設計・監理を行っている新築集合住宅hikariumの内覧会を
来月4月4日(土)・5日(日)に予定しております。
昨晩、東京都より新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大防止のため、
今週末(3月28日(土)・29日(日))の外出自粛の要請が出されました。
今後の状況を見極め、内覧会の通常開催か延期かを判断させていただきます。
参加をご検討のみなさまに、ご迷惑がかからないよう、
判断の次第は早急にお伝えしていくようにいたします。 

告知とおりの、開催できますように願っています。
SOCIUS岩間隆司


2020年3月22日日曜日

木の香り漂う木造保育園

古川泰司さん設計の 桑の子保育園 見学させていただきました。
木の香り漂う平家建。子供達の思い出になっていくことでしょう。
同じ建築家という範疇でも、主に効率性を求められる私の仕事とは
いささか世界観が違い、どこか客観的に楽しんでいました。
居酒屋の店主が、高級フランス料理を視察にいったようなもの。
( ヘンな例えですが。)

ああ、ここはこうゆう意図なのね。
設計者や事業主のコンセプトを読み解き、想像しながら観ていると
ソーラーシステム『そよ風』の環境創機の営業マンに呼び止められ
ました。( 後に名刺を見返したら、社長さんでした。失礼。)

太陽光で直接暖めた暖気を循環さる ソーラーシステム『そよ風』
そういえば
那須 の 『いわむらかずお絵本の丘美術館』でもこのシステムが
活躍していて、詳しく解説されていたのを思いだしました。
いわむらかずお氏 14ひきのねずみシリーズ で著名な絵本作家
大人でもハマります。
これもご縁か、入園するこども達にも薦めたいな。

2020年3月17日火曜日

4月4日(土)・5日(日) 新築集合住宅 完成内覧会|東京都大田区

当方で設計・監理を担当しました集合住宅_ h i k a r i u m
完成内覧会を開催いたします。お気軽にお越しください。

開催日時:44()5() A.M.11:00P.M.5:00
建設場所:東京都大田区新蒲田2丁目18-12
アクセス:東急多摩川線・矢口渡駅 徒歩約10
主要用途:共同住宅 12
構造規模:RC壁式構造 4階建
構造設計:石和構造設計  石和春樹
設計協力:アルキテット・アズ 萱場繁子
工事施工:株式会社 河津建設

設計監理:SOCIUS一級建築士事務所 岩間隆司

感染症拡散予防のため
・体調を整えてお越しください。
・少人数でのご来所をお待ちしております。


2020年3月10日火曜日

足場解体完了

工事進行中 新築集合住宅 hikarium
足場が完全に解体されました。
工事の過程では、最も感動的な工程ですね。

オープンハウスは開催するよう準備しています。
4月4日(土)、5日(日)
( 諸事情により、当初の予定から1週間遅らせます )

詳細は おって掲載します。
できるだけ少人数でのお越しを お待ちしております。


2020年3月8日日曜日

サイト更新 作戦進行中

ホームページを含む当方サイトの大幅な刷新を計画しています。
きっかけは いくつか あったのですが
サイトに活気を感じないし哲学もダイレクトに伝わっていないな、と思い
勉強を始めると、これまでの我流の更新方法に、反省のしきりであります。


はじめてウェブ・サイト(ホームページ)を開設したのは1994年でした。
翌1995年 ドメインが開放されて即  socius.co.jp を取得しました。
当時は 単純にhtmlだけ。動画も 動画gifとプラッシュがあったくらい。
もちろん 作成は自分自身
バグだらけのソフト・Adobe社製のPAGE MILL を使いました。(失礼!)
おかげで だいぶhtmlが読めるようになりました。

その後
事務所のスタッフでデジタル系に強いSくんに CSSと スクリプトを任せ
またまた html部分は自分自身で作成、更新したのが数年前。
ソフトはやはりAdobe社のDreamweaver。(Adobe社さんお世話さま)

今回もSくんに 再登場してもらい、更新に向けてレクチャーをうけるも‥
CMS? レスポンシブ? ブートなんとか?‥ 取り残された感、満開です!
ウェブ・サイトは 出来るだけ自前で作成し、手作感には拘ってましたが
これからは、管理も含め ある程度は プロ に任せることにしました。

手書きの図面から、CAD導入を決断した時のことを思い出しました。
いつまでも 過去の成功体験に とりつかれてはいけません。

ただ 建築家という デザイナーの端くれ職業である以上。
表現方法には こだわりを捨てません。

新ウェブ・サイト この4月中には公開予定です。 乞うご期待。

(写真は 事務所近所のカワヅ桜です。)


2020年2月27日木曜日

新型ウィルスの影響 と 屋上工事のパラパラ

工事進行中 新築集合住宅 hikarium
新型コロナウィルスの影響による工期遅延は すこし深刻です。
職人さんが集まらない。(これは五輪の影響もまだあるそうで)
器具が入荷してこない。
大手のメーカーさんが、いかに生産拠点を中国にしていたのか
あらためて 思い知らされました。

あまり嬉しくない話題ばかりはどうか、と思いまして
屋上工事の記録がパラパラ漫画風なのに気がつき  UP してみます。


コンクリート打設直後、最上階ですので 上棟 ということになります。
水勾配は、あらかじめ躯体でつくっておきました。型枠大工さんたちの腕前が光ります。

断熱材を敷込み。最上階の天井はRC打放し仕様のため、この部分は外断熱となります。
その上に、シンダーコンクリートのためのメッシュを設置。

断熱材保護と防水層成形のため、シンダーコンクリートを打設。
その上に、防水剤のプライマー処理を行います。


防水工事は、パラペットの立上がりがあまり取れないため、ウレタン防水を選択。
ウレタン防水のフェルトと躯体との絶縁空間の空気が膨らまないよう、脱気塔を設置。

ウレタン塗布防水完了。

ホースで水を流してみて、防水工事の確認です。
O.K.!


2020年2月23日日曜日

集合住宅 ダイアグラムと現場

工事進行中 新築集合住宅 hikarium
コンセプト・ダイヤグラム のようなものを作成してみました。
中庭空間を囲むようなコの字のプランニングがスキップします。
概要の説明のため、と思ったのですが まだ分かりにくいかな。


現場の方は、遅れ気味です。
新型コロナウィルスの影響で、職人さんがなかなか集まりません。
入ってこない器具製品もあります。
え、これも中国で作ってたのか‥ と思わせるものもありました。

打放し補修業者は 当方の建築は馴染みのアクトさん。任せて安心。
ただ、まだ撥水剤のトップコートがあります。
コーキングも金物取り付けもまだです。

足場解体は来週末に延びてしまいました。



2020年2月14日金曜日

拝啓 野村克也さま


野村克也氏は著書もたくさんありますが、どれもお説教くさくてダメでしたが
まとめサイトに連載されてた この『手紙』の本は楽しませていただきました。

かつて 神宮球場の関係者に知り合いがおりまして(わるい人ではないですよ)
野村さんが監督のころ、スワローズの試合をたくさん観ました(結構いい席で)

中でも 日本シリーズ
1992年 西武との日本シリーズ・第1戦
杉浦の代打サヨナラ満塁ホームランは 凄かった。(今でもYouTobeにあり)
1995年(阪神大震災があった年) オリックスとの日本シリーズ・第3戦
なんと 当時のパンフレットが 事務所の棚の奥から出てきました。
この頃 オリックス といえば なんといっても イチロー選手。
スワローズ といえば‥ すごい。石井さん、高津さん、吉井さん、古田さん
稲葉さん、池山さん、宮本慎也さん、真中さん‥
今でも 野球界やTVで活躍している人 ばっかりじゃないですか‥。

野球を楽しませていただきました。ありがとうございました。

2020年2月8日土曜日

建築を学ぶ学生さん達へ

設計監理中 の 集合住宅 h i k a r i u m
工事も終盤 今月半ばに予定する足場の解体に向かっています。

元請工務店の社長が、近くの専門学校で講師をされてるそうで
授業のいっかんということで、何度か現場を見学にきています。
今日は卒業前、最後の現場見学とのこと。

詳しく聞けば
ただ現場を見にくるのではなく、設計図書をもとに仮設計画や
施工図を描いているのだそうだ。

めちゃくちゃ いい勉強だ。
もっといえば、その施工図を実際の職人さんにダメ出しされる
経験も必要だけど。それは、まあ社会に出てからね。

エールを送ります。




それは本当に必要か。

ギャラリー間 『それは本当に必要か。』 増田信吾+大坪克亘 展
活躍されている建築家のお名前には正直 疎いのですが(申し訳ない)
展覧会のタイトルに 興味を感じていました。

詳細やセームスケール模型、ランダムに貼りつけられたスケッチなど
完成した建築の美しさではなく、考察の過程の表現に挑戦しています。

壁やサッシといった 建築と外部空間との境界となるエレメントに
いままでにない曖昧性を持ち込もうとしているようです。
塀ではなく垣根 窓ではなく縁側 といった日本の感性に通じるよう
私には おもえました。

建築物省エネ法にみるように、時代は 高気密・高断熱
建築には、断熱サッシや断熱材での完全防御が求められています。
彼らの考察が 時代に対するアンティテーゼのようにも思えるのは
意地悪な私 ゆえでしょうか。




2020年2月1日土曜日

『ラストレター』 手紙も図面も まだ手で書けますか?


岩井俊二監督作品『ラストレター』 琴線にふれる秀作です。涙しました。
繊細で瑞々しいタッチで描かれた 初恋 のはなし。
私のような世代の多くは、きっと自らの思い出に重ね合わせるのでしょう。

劇中、やりとりされたのは 手書きの手紙 です。

岩井監督の前作 『リップヴァンウィンクルの花嫁』(これも秀作でした。)
では、SNSを通した人との出会がモチーフ。じつに対照的ではありませんか。

ときめきながら 手書きのラブレターを取り交わす 世代
SNSで 買物をするかのように結婚相手を見つける 世代
 
アナログ から デジタル へ
私たちの職業でいえば、手書きの図面からCAD図面への転換期がありました。
25年前、独立して間もない私自身はうまく移行ができたかなとは思いますが、
製図板で描く、手書きの図面への思いは いまでもあります。
20代のはじめ、ある人に叩き上げられたからです。
大酒飲みで 女関係にはめっぽうだらしがない職人のような建築士。
(『ラストレター』では、豊川悦司さんの昭和版のようなキャラね)
酒の匂いをさせて、ひとたびドラフターに向かえば、水墨画のような図面を
一気に描きあげます。ディテールに意図があり完璧に納っている。 すごい。
この 修行時代のことも 思い出しました。

手で書くこと。大切にしたい。

屋上は外断熱


工事進行中 集合住宅 h i k a r i u m
最上階の天井、屋上のスラブは外断熱工法。
住居となる屋上部分に断熱材(スタイロフォーム)を敷詰めます。
来週は上部に、保護のためのシンダーコンクリートを打設します。
防水工事はその上面におほどこします。
敷詰められた網状のメッシュは、シンダーコンクリートの割防止。

高さ規制が厳しく、パラペットの立上り高さがあまり取れません。
防水工事は、なおのこと施工制度を求めます。



2020年1月30日木曜日

ネットいじめ、やめるってよ


不倫の東出昌大さんに関するネットの記事、いまだに酷い。もはやイジメだ。
彼はイケメンで人気者。奥方や子供にも恵まれた高級階級、見上げる存在だ。
そんな彼が “堕ちてゆく” のを眺めるのが楽しい人達が多いのだろうか‥。
格差社会の中、羨ましさ の 裏返しかな。

先日、気の知れた高校時代の同級生4人 新橋で呑みました。
4人とも在校中の部活は文化部。私以外のうち、ふたりは映画研究会所属。
そう、まさにリアル『桐島、部活やめるってよ』40年後の同窓会状態です。
当時は、勉強やスポーツが出来たか、オシが効いたか 女にモテたか‥
そんな(いまにして思えば、どーでもいい)格差にコンプレックスを覚えて
小さくなっていたこと、酔った勢いで思い出してました。

『桐島~』は、社会の格差をそのまま高校生の日常に置換えた風刺の作品。
東出さん(たしか彼のデヴュー作かな)演じるキクチ は
勉強もスポーツも万能で、女にモテまくる、見上げる存在です。(真に本人)
そんな彼が、じつは満たされていないことに自ら気付き 涙します。

経済的、物理的な格差は厳然として存在はしても、心に格差は ありません。
一般人と同じように 接してあげましょうよ。



2020年1月29日水曜日

『建築物省エネ法』改正


『建築物省エネ法』(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)
それまでの省エネ法の一部から一つの法律として施行が始まったのが平成29年4月。
計画される建物の規模に応じて『省エネ基準への適合義務』や『省エネ計画の届出』
が必要となりました。
現在 当方で設計監理中の hikarium も300m2以上の建築物(住宅)ということで
昨年の着工前に『省エネ計画の届出』をおこなってます。

その『建築物省エネ法』の改正する法律が成立したのが 昨年の5月。
300m2未満の小規模な住宅であっても
省エネ基準適合の努力義務 と 建築士から建築主への説明義務 が 課されます。
これは来年より施行。それに合わせてでしょうか、各地で説明会が行われています。

私も先日、東京で受講しました。(関心の高さか、なかなか席が取れませんでした)

省エネ基準 はふたつ
『一次エネルギー消費量基準』 と 『外皮基準』(住宅のみに適応)
講習会のパンフによると、これらの計算ができる建築士は50%ほどだそうです。
ちなみに 私は計算できません。
ただ、計算の概要はわかりますし、計画と同時に計算できる専門家の仲間がいます。
ちなみに 構造計算もできません。
ただ、計算の概要はわかりますし、計画と同時に計算できる専門家の仲間がいます。
同じだと思ってます。 建築を作るというのとは 共同作業 です。
ただ、この改正にともなって より簡素な計算ルートが整備されつつあるようです。
木造4号建物の構造簡易計算(壁量計算)のようなものかな、とイメージしてます。


地球温暖化対策として CO2など温室効果ガスの抑制は急務です。
『建築物省エネ法』の改訂に異論は もちろんないのですが
算出数値のクリアだけが目的になり、思考停止にならないようにしないといけない。

最後にエアコンのスイッチ入れるのは、建物じゃなく人間ですから。



2020年1月27日月曜日

『サボア邸』地下室への引力


先日コメントした映画作品から ふと思い出したことがありました。
『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ 監督(韓国)
ここでは、高台から 半地下室 地下室へと 
社会的地位の格差が、そのまま住居の階層とリンクして表現されています。

近代を代表する建築家ル・コルビジェの住宅作品 『サボア邸』
パリ郊外に保存されたこの住宅を訪れたのは もう30年以上前になります。
見学して、はじめて知りました。なんと 地下室 が あるではないですか。
地下室へ向かう階段にはロープが張られ、立入禁止状態。第二次世界大戦で
独軍に収容されたことに関係している と聞きましたが、詳細は知りません。

有名なこの住宅の平面プランは誰も知るところでしょうが、地下階の平面図
は みたことがありません。一体どうなっているのか‥ 妄想がふくらみます。

地上部分の間取りが地面を基準に、そのまま面対象に広がっていたとしたら
どうだろう。光の部分の住宅空間 と 闇の部分の住宅空間 が対象にある。
『パラサイト~』と同様、これは ちょっとブラックな妄想ですね。


2020年1月22日水曜日

『賃貸集合住宅』は 住まいの『サブスク』


東急が交通や映画、おそば屋さんを含んだサブスクのサービスを試験的に開始する。
朝のワイドショー(羽鳥さんの番組)、これに絡めたサブスクのお話が面白かった。
『サブスク』 とは 『サブスクリプション』 定額制サービスのこと。
古くは新聞や雑誌の定期購読から、音楽や映像のコンテンツ配信、最近では車にも。
モノを所有しない ということが、トレンドから主流になりつつあるのでしょうか。

私の主な仕事 『賃貸集合住宅』も、考えれば 住まいの『サブスク』です。
定額のお家賃払えば 住み放題なわけですから。
ただ、いまだ都心で『賃貸集合住宅』といえば、単身者や若いカップルのテナント
さんをターゲットにしています。当方への計画のオファーも、殆どがそのようです。
人生を全うする住まいとして、『賃貸集合住宅』という選択肢がもっと増えていい。
そんなふうに考えました。

ところで 
賃貸集合住宅計画は、土地を所有する建主さんから依頼を受けて始まるわけですが、
この建主さんは、節税の関係から建設費の大部分を金融機関からの融資で賄います。
その返済は 入居したテナントさん達のお家賃の一部から支払われていくわけです。
見方をかえると
入居したテナントさん達も、建設費を負担している建主さん達 といえるわけです。
建設中には、まだ見ぬ建主さん達。
そんなテナントさん達にこそ、愛される建築を作っていかなくては。



2020年1月18日土曜日

パラサイト・家族のあり様


『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ 監督(韓国)
半地下の不潔な住居に住む 下層階級の家族・キム・ギテク一家。 とある切掛で
高台にある高級住宅に住む 上流階級の家族・パク・ドンイク一家 にはいり込み
パラサイト(寄生)していくという、シュールなブラック・ジョークのストーリー。

FMのパーソナリティー や 新聞のコラム が 大絶賛。
カンヌ映画祭『パルムドール』受賞。アカデミー賞有力。こりゃあ 観るしかない。
たしかに完成度の高い佳作。入場料の価値には充分。
ただ、個人的にはモヤモヤ感が どしても拭えない。 なんだ? 

おそらく日本人の多くは 家族の話で『パラサイト』 と聞くと 『ひきこもり』
と連想するのでしょう。昨今では当事者が高齢化し、深刻化している社会問題です。
終身雇用、年功序列という制度に裏打ちされ、直戦的な価値観で生きてきた親世代。
バブル崩壊、就職氷河期を経てもがく子供世代、そんな世代間ギャップが社会背景
にあることは、日本人は、みな薄々認識しているところ。
ときとして、家族という「密室」の中で凄惨な事件にもつながってきました。

それが この作品では
主人公のキム・ギテクご一家。そればかりか、セレブなパク・ドンイクご一家とも
典型的な親子4人家族で、じつに仲がいい。もちろん家族同志では格差という矛盾
はあったにせよ、家族内での世代間ギャップなど皆無です。
一回ひねりで、むしろ健康的な家族の物語にも見えてまう。
韓国社会ではなく、日本の社会問題の深淵を考えさせられた 矛盾 がありました。

You Tube には メイキングの映像などもありました。
いま 韓国と日本との関係は 政治の面ではギスギスしています。
たとえ、映画のプロモーションであったにせよ
出演者が「ニホンの皆さん、観てね~」的に 屈託のない表情を見せているとこは
ほっとします。 少なくとも 文化の面では 仲の良いお隣さんでありたいですね。




2020年1月15日水曜日

街並み探訪


車を止めたコインパーキング。出庫しようとすると、操作盤が壊れている。
緊急連絡先に電話すると、停止板解除まで 40分ほどお待ちください、と。
とほほ。こんなこともあるのか。
しかたない、その間 散歩でもして周辺の建物を見てまわろう。もともと、
完成した建築の竣工内覧会を案内をみて、外観だけでも見学するつもりで
出かけた 環八東玉川界隈。
ふと、著名な建築家による有名な住宅に出会います。
学生の頃、教科書か何かに載っていて勉強した記憶。初めてでも懐かしい。



2020年1月7日火曜日

環境資源と型枠材


昨年の大晦日、新聞の一面に心痛める記事が載っていました。
 『五輪整備 奪われた森』『型枠に熱帯材21万枚 禁止なく』‥

東京五輪で新設された施設は国産の木材がふんだんに使われている。その反面、
基礎工事の型枠はインドネシアやマレーシアの熱帯材が多く、使い捨てだった。
熱帯材の合板は強度も質もよく、繰り返し使えるようだ。じつに もったいない。
それでも、剥離材など塗装が必要な国産材よりコストが掛からないのでしょう。
こうした合板は9競技場の21万枚にのぼるそうです。

伐採された森は絶滅の危機にあるオランウータンの生息域とも重なるとのこと。
ふたたび植林されることなく、農園に変わるのだそうです。
紅白歌合戦 など 見る気がしなくなりました。


工事進行中の 集合住宅 h i k a r i u m
躯体工事が終わり、打放しコンクリートに使われた型枠材の搬出がつづきます。
このコンパネがどこから来たかは分かりませんが、貴重であることは確かです。

私は コンクリート打放し仕上げの場合
1階から最上階まで、可能な限り型枠パネルの転用ができるよう、基本設計の
段階から考えておきます。‥型枠パネル、各階で転用しますが いいですか?と
現場の担当者が聞いてきたことがありましたが、そんなことは当たり前のこと。
(もしかしたら、転用N.G.の建築家がいたのだろうか‥。私には考えられない)
現場で役目を終えた打放し用の型枠パネルは、搬出されると今度は他の現場で
基礎工事(見えない部分)の型枠として使い尽くされ、その役目を終えます。

貴重な環境資源
使わせていただくわけですから、出来るだけ無駄なく大切にしたい。



2020年1月4日土曜日

もしも『フーテンの寅さん』がいなかったら‥


むかし お盆やお正月に 『映画』を観に行く。
と言うことはイコール 『寅さん』を観に行く。と言うことでありました。

『男はつらいよ』 フーテンの寅さん
ふいに旅に出ても、帰ってくる場所と気を揉んで待っていてくれる家族がいる。
旅先で出会ったマドンナが、柴又まで訪ねてくるも、あえなく失恋して撃沈。
それでも男として最高の人生じゃないですか。その時代も『フーテン』という、
いはば「鼻つまみもの」でも世間に受け入れていた度量があったのでしょう。


シリーズ最後の『男はつらいよ』の舞台は、たしか阪神淡路大震災後の大阪。
振り返れば25年も前のこと。
それも、この頃はすでに体調が厳しかったのでしょう、渥美清さんの出番も
極端に少なく、すでに『寅さん』のお話とは言えなくなっていました。

車寅次郎 という生き方を知らない世代に、まずは『寅さん』を知ってもらおう。
演出にそんな苦労が伝わってきます。若い世代には、どんなふうに映るのだろう。
ただ、劇場内の殆どを占めるシルバー世代のお歴々には… 
あぁもう、そのメロンのエピソードは何度も見たよ‥ と満腹感と安心感の笑い。
私はその中間の世代(のつもり)です。

寅さんの新作は 山田洋次氏が私のアイディアをパクったものだ。
ネットのニュースで 横尾忠則さんが吠えているのを読みました。
お二人とも 尊敬されるべく クリエーター。
そもそも『寅さん』は山田洋次監督と渥美清さんの作り上げたキャラクター
行き違いはあったにせよ、まあそう 目くじらたてなさんな‥
そんな 笠智衆こと御前様 の諭す声が聞こえてきますぞよ。




2020年1月1日水曜日