2013年4月19日金曜日

打放し仕上・利休か秀吉か


コンクリートの打ちっぱなし、とはいえ いくばくかの補修は必要。
打設の作業は、皆で一生懸命行なうのですが、なにせ現場での行為
パネルの目違いやピンホールなど、多少のことは避けられません。

それでも、補修や手直しは最小限度に とどめることにしています。
手作りの風合を大切にしたい。かつて千利休が確立した美意識です。
もちろん、秀吉の黄金の茶室 のほうを支持する方もおりましょう。
ただ、わたしは ぎゃくですね。(ちょっと、大上段な おはなし。)

そのむかし、ル・コルビジェの
ユニテ・ダビタシィオン や ラツーレットの修道院を見学しました。
若い私は、施工精度がわるいな。と思っていたところ、何かの記事に
安藤忠雄氏が 荒々しいコンクリートの表現 と 表現していたのを
思い出しました。
いまの私なら、そこのところは よくわかります。