2010年9月19日日曜日

狭小住宅:デェテールデザインと法規制との格闘

昨日は
リオタデザイン 関本竜太さん の 新築住宅作品の見学へ。
関本さんは 私が以前勤務した設計事務所 OB で後輩となる。

都心の13坪の敷地。4層と屋上からなる 専用住宅。
建坪10坪ほどの、いはゆる 狭小住宅 だ。

沿線道路沿い。耐火建築物であるために、鉄筋コンクリート。
こういった計画では、階段の配置をどうするかが計画の要と
なるも、反面、縦穴区画の用件も要クリア。
3階より上階の非常進入口もひと工夫。
金物のディテールも、一見シンプルでいて 配慮と工夫。

格闘 のあとの 自然体。
共感できるところ 多い。

2010年9月15日水曜日

住宅のプランニング と 国家予算の編成作業

う〜ん。どれも気にいらないんですよね‥。
山と積まれた プレゼンテーション図面を手に あるご夫人が
以前、こちらの事務所まで、相談にこられたことがありました。
住宅を新築するにあたり、計画案を、思いつくありとあらゆる
住宅メーカーさんにつくってもらったようなのです。

ここをこうすれば‥こうなっちゃう‥ こうすれば‥ フ〜‥。
理想の間取を求めて彷徨い、疲れ果てているようでした。

こんなときは、まず どんな住まい方をしたいのか。
という コンセプト を明確にする必要がある。と
わたしは 思ってます。

わかりやすい たとえば の例ですが
“ど〜しても中庭がほしい。解放的な中庭を眺めて食事がしたい。”
‥という 住まい方の目的があったとします。
このコンセプトを実現させるために、玄関の収納は小さくする。
ということであれば、収納は小さくすることは、プラン二ング
の上での 妥協や譲歩 という敗北ではありません。
コンセプト実現のための代償であり、これもひとつの勝利です。


来年度の予算編成。
概算要求の段階で 各省庁からの予算請求、一律10%カット。

これはただ単純に、みんなに我慢しろといってるだけであって、
まさに、妥協や譲歩の産物でしかありません。
まず ここの政策を重点に行おう。という 明確なコンセプト
があるならば、その結果として、予算が減った項目が あった
としても、それもひとつの 勝利 のはずだと、私は思います。


‥なぁにやら、大上段な はなしに なっちゃいました。

昨日は事実上、総理大臣が決まった日でありました。
特定の政治家の方を 支持したり、しなかったりするつもりは
ないのですが、ひとこと だけ、口をついてでました。

くらしが よく なりますように。

2010年9月8日水曜日

World Wide (Sky)Web _ rain




























今日午後、東京の豪雨。
SDカードに残っていた。

土地の神様より

RRRR RRRR! カチャッ。
‥はい もしもし。
あ、こ、これは これは 土地の神様。ごぶさたしております。
お電話いただくとは、日本橋での現場以来で ありましょうか。
本日の地鎮祭にはお忙しいところ‥ は? いそがしくなかった?

あ、いや 今日は 大安ではなく友引で ありましたね。
建主さんの都合もありますし、昨今では そうそう気にされるのも
いかがかと‥ は? 建替建物の解体工事がまだ残ってる って?

ま、ま、そう固いことおっしゃらずに、工事の段取りもありますし
こうやって 建替建物の土間が残っているぶん、今日の雨で足元が
ぬかるまなくて すんだわけですし‥ は?
雨降って地固まる。とは、仲人の祝辞のようなこと 言うなって?

ま、いいじゃないですか。
それより工事のほう事故なきよう、ひとつよろしくおねがいします。
ではでは、これにて 失礼いたしますです はい‥  カチャッ。

2010年9月7日火曜日

World Wide (Sky)Web ?


























現場からかえって、SDカードから写真を整理。
そっかあ これは モーニングウォークでの写真だな。
今朝は、すこしはすずしげか〜と 見上げた 空 は
あやとり糸 か くもの巣 か‥

これから始まる現場も、ちょっとこれが難儀のひとつ。

2010年9月6日月曜日

闇 があるから 光


























狭い場所 暗い場所 に無限の広がりがイメージされること。
日本人のもつ美意識のひとつでしょう。 茶室がその例です。

もちろん、個人の、それぞれの価値観は大切。
ただ、一般論として
より広いこと、より明るいこと が 知らず知らずのうちに
豊かさの指標とされてきたことは、擦り込みなのかもしれない‥。

あっかぁる〜い○○○ あっかぁる〜い○○○ ‥

むかしの 住宅建材の大企業の TVCM のフレーズが 
はかない線香花火のうしろに、きこえてきたのであります。