2018年8月7日火曜日

田中一村 作品と生涯


田中一村 という画家の名前を初めて聞いたのは 昨年の秋。
母校(中学高校)の同窓会大会でのOB・N氏の講演にてです。
N氏はTVでお馴染みの著名人。
レギュラー番組の裏話を期待されたところ さらに大先輩の
画家・田中一村の生涯のお話をされたのでした。

母校卒業後、東京芸大に進学も事情ですぐに退学したこと‥
生前は画壇から評価されず、一度も展覧会を開けなかったこと‥
晩年、奄美大島に移住し、貧困の中、独身の生涯を終えたこと‥
N氏の巧みな話術から、逆にネガティブな印象を持っていました。

田中一村 の作品に触れたのは 先週末のNHK「日曜美術館」
ビビットな色彩。大胆な構図と繊細な描写。 虜になりました。

作品から受ける印象とは、こうも違うものなのか。
きっと 充実した生涯を全うされたことでしょう。

一度 奄美にある「田中一村記念美術館」を訪れてみたい。

2018年8月2日木曜日

住宅性能評価と木造住宅


当方が設計監理する木造住宅の工事が、現在進行しております。
この住宅は、住宅性能評価の項目・構造性能で 等級3 を目指しています。

住宅性能評価 とは
住宅に求められる性能‥例えば、構造性能、空気環境、音環境や防犯対策など
10項目があげられ、それぞれの項目で 
等級1(建築確認が取れている)から、上位性能‥ 等級2、等級3 というように
性能を評価し、それを表示しようという制度です。

例えば学校で、選択できる受講科目が10科目あり、その科目ごと単位(評価)
を取得するようなイメージでしょう。

この計画では、構造性能 のみを選択しようとしたところだったのですが
構造性能に加え、劣化対策・維持管理・温熱環境 の4科目は必須とのこと。
これもまた、学校の科目のようですね。
(劣化対策・維持管理・温熱環境は それぞれ等級1で、と申告しました。)

新築の場合、住宅性能評価は
設計段階の設計住宅性能評価 と 
工事段階の建設住宅性能評価 の 段階に分かれます。
今日はその建設住宅性能評価 の3回目・仕上げ直前の検査ということで、
酷暑の昼間 検査に来られた民間検査機関の方には、ご苦労様であります‥
と(心の中で)申し上げた次第です。 検査は、無事終了。あとは竣工時。