2019年4月14日日曜日

かつての作品をふり返る見学会


現在 計画進行中の集合住宅 SK2-Project
建主の方からは 集合住宅 N’s HOUSEをご覧になり 依頼をされました。
この時期、ちょうど ひと部屋 空室ができた(303号室)ということで 
施工の工務店・担当者も一緒に、建主のご一家と内見会をおこないました。

案内は N’s HOUSE をはじめ、当方のいくつかの集合住宅の仲介・管理を
お願いしている リネア建築企画さんに お願いしました。

18戸からなるN’s HOUSEは2001年竣工。
賃貸のお部屋に上がるのは、18年ぶり。

オーナーの方には 大切にメンテナンスされているご様子は 嬉しい。
困難な設計条件にたち向かった、当時の情熱もよみがえってきました。
ただ、ディテール設計の反省点もいくつか。(当時は、まだ未熟な設計者)
それでも、この建物を愛していただける オーナーの方やテナントさんに
感謝 です。




2019年4月2日火曜日

新元号『令和』


この5月からの新元号『令和』が政府から発表されましたね。

『昭和』の時代 『平成』の時代‥
元号は 日本の伝統文化 であのと同時に
社会の世相ばかりか、日本人各々の個人史にもパーテーションを
つけてきたのではないでしょうか。

『令和』の時代やこれから如何に、と思いを馳せるところですが
正直に言いますと私、この『令』という字が好きではありません。

命令 司令 あるいは 法令 の『令』です。
例えば、建築確認申請の図面上の表記で 
『建築基準法施行令 第○○○条 による』 という表記のところ
『令○○○条』 と 略して記載 します。
私にとっては、これまでも、これからも頭を悩ませ続けるであろう
法規制の象徴が この『令』という一字 です。

この法規制の中で いかに工夫をするのか‥。
その工夫こそ 結果的に『世界にひつだけの花』である『個性』を
生むのだと、思えるのです。私の建築は、いつもそのようです。


桜には 青空と瓦屋根が似合います。