2019年1月18日金曜日

樹木葬


TVのワイドショーを観ていると
亡くなられた女優の市原悦子さんが、樹木葬で埋葬されるとのこと。
樹木の元に埋葬する樹木葬は、生前のご本人の希望なのだそうだ。

河瀬直美 監督の『あん』
昨年亡くなった樹木希林さんの親友役で市原さんが出演されてますが、
物語の終盤、樹木さんが亡くなり、桜の木の元に埋葬されるところを
思い出しました。おふたりの繋がりを感じます。合掌。

私個人の考えですが
人も亡き骸は土に帰るべきなのかなと、思うときがあります。
ただ、私はまだまだ先の予定。 生きることにはどん欲でありたい。



2019年1月3日木曜日

ボヘミアン ラプソディ


昨年、見のがしていた話題の映画数本。
このお正月休みの間に堪能しています。

フレディー・マーキュリーと QUEEN の音楽の映画『ボヘミアン ラプソディ』
同じように、バントの歴史やメンバーの葛藤や絆も描いている。ということで
クイント・イーストウッドの『ジャージー・ボーイズ』を連想してたのですが
正直言って、映画そのものの出来栄えとしては 遠く及ばず。
面白くなかった。と言われる方々がおられるのも よくわかりました。

ただ、そんなことは も どーでもいいです。 大興奮!
Seven Seas of RHYE、Killer Queen が流れた瞬間。私の涙腺は一気に崩壊。


QUEENの初来日公演のとき。私は武道館にいました。
中学2年生か3年生でしょうか。ライブ初体験でした。
ブレイク間もない彼らのヒット曲は 『キラー・クイーン』
『オペラ座の夜』というアルバムは まだ発表前じゃなかったかな。
当時は照明や映像の演出もなく、PAも音が割れてて いい音ではありません。
警備の体制もノウハウがなかったのか、アリーナの客が前に押し寄せてきて
フレディーがしきりに Sit Down! と叫んでいたのを覚えています。
(いまのライブやフェスじゃ 考えられない光景でしょう。)

イケメン担当のドラムのロジャー・テイラーは、私と誕生日が同じでした。
当時 文通していた他校の女学生との そんなやり取りを思い出しました。
思春期の甘酸っぱい思い出です。(ちなみに7月26日は、ミック・ジャガーも)

QUEENに夢中だった当時の私と、同じような世代の若者たち。
ストリーミング世代の彼らも あいみょんや米津玄師のように 彼らの音楽も
受け止めているのであれば、それはそれで嬉しい。

祝 大ヒット
合掌 フレディー・マーキュリー



2019年1月1日火曜日

2018年12月31日月曜日

この1年


2018年は 公私とも あまり良い年ではありませんでした。
それでも少し ヒカリ の見えた年でもありました。

印象に残ったライブ は 年末の 宇多田ヒカル Tour2018
( ヒカリ と ヒカル の ひっかけね。)
ツアータイトル が 『Laugher in the Dark
絶望の中の笑い、ユーモア、希望この言葉にも惹かれました。
125日:さいたまスーパーアリーナ
シンプルなステージ。意表を突くビデオ。繊細な人柄が表れたMC 
セットリストに『Beautiful World』がなかったのだけ残念かな。

チケット が また 最先端。
デバイスからアカウント内を表示させ、かつ顔認証で本人確認。
絶対転売できません。ただ手元に紙チケットが残らない違和感。
ペーパーレス化、キャッシュレス化へ進む近未来を思わせます。

来年は
たくさん仕事して たくさん遊ぼう。



2018年12月30日日曜日

この30年



『平成』という時代が始まる前年、1988年。
西欧の建築を、時間をかけて見てまわりたい。そんな我儘を聞いてもらい
私はBさんの事務所・B建築設計を辞めさせてもらった。26歳の時でした。

Bさんとの出会いは その2年ほど前。
大手建設会社の現場監督の仕事に嫌気がさし、私は転職先の設計事務所を
探していました。そんな矢先、地元では有名なBさんに声をかけられます。
大酒飲みで女にだらしなく、胡散臭い人物との付き合いもうかがえる。
仕事といえば、建売業者の下請や建築確認の代願まで、拘りなくなんでも。
二の足を踏みましたが、飛び込んでみることに。 大正解でした。

ネットもPCもCADもない時代。作図作業はもっぱら製図台とドラフター。
フォルダー一本で描くBさんの図面は、まるで水墨画のような濃淡が付き繊細、
大胆な構図は説得力に満ちている。Bさんは技術者としては、正に一級でした。
叩き込まれました。ただ、技術が自らの血肉になっていく実感は楽しかった。
私は一級建築士の資格を取得できました。


時代は『平成』へ
私も独立し、インターネットのおかげで、多くの仲間や仕事を得てきました。
ただ、『昭和』の匂いのするBさんのような建築屋はもういません。
(ちなみに Bさんのカラオケのオハコは 千昌夫の『味噌汁の歌』)


先日
建主の方から、とある名前を聞きました。その方から住設器具を入れたいと。
B建築設計時代の協力業者さん、Bさんの仲間のおひとりです。
その仕事、なんと電気設計をお願いする予定の業者さんもB建築設計時代の
仲間だったとわかり、思わず打合せでは当時の苦労話しに花が咲きました。

時代はかわれど
人との繋がりの大切さ、感謝の気持ちを忘れないでいたい。
空の上へ。 ありがとうございました。生きています。


2018年9月1日土曜日

池袋大仏



池袋大仏 手を合わせます。

打合せの帰り道、池袋駅のほど近かく。
建て替えられた 先行寺 の内部におられました。
池袋の新名所、ということで 建物外には行列が‥
と思いきや、それは隣のミニシアターへの入場者。

大仏さまの御前は じつにおごそかな雰囲気です。
都市の喧騒からひととき 離れられた瞬間でした。

ところで 昨日のNHKの 「チコちゃん」 では
大仏さまの 眉間 にある丸いモノが出題されてましたね。
この大仏さまの眉間にも 確かに!
私も ボ~ッと 生きて いませんので。



2018年8月7日火曜日

田中一村 作品と生涯


田中一村 という画家の名前を初めて聞いたのは 昨年の秋。
母校(中学高校)の同窓会大会でのOB・N氏の講演にてです。
N氏はTVでお馴染みの著名人。
レギュラー番組の裏話を期待されたところ さらに大先輩の
画家・田中一村の生涯のお話をされたのでした。

母校卒業後、東京芸大に進学も事情ですぐに退学したこと‥
生前は画壇から評価されず、一度も展覧会を開けなかったこと‥
晩年、奄美大島に移住し、貧困の中、独身の生涯を終えたこと‥
N氏の巧みな話術から、逆にネガティブな印象を持っていました。

田中一村 の作品に触れたのは 先週末のNHK「日曜美術館」
ビビットな色彩。大胆な構図と繊細な描写。 虜になりました。

作品から受ける印象とは、こうも違うものなのか。
きっと 充実した生涯を全うされたことでしょう。

一度 奄美にある「田中一村記念美術館」を訪れてみたい。

2018年8月2日木曜日

住宅性能評価と木造住宅


当方が設計監理する木造住宅の工事が、現在進行しております。
この住宅は、住宅性能評価の項目・構造性能で 等級3 を目指しています。

住宅性能評価 とは
住宅に求められる性能‥例えば、構造性能、空気環境、音環境や防犯対策など
10項目があげられ、それぞれの項目で 
等級1(建築確認が取れている)から、上位性能‥ 等級2、等級3 というように
性能を評価し、それを表示しようという制度です。

例えば学校で、選択できる受講科目が10科目あり、その科目ごと単位(評価)
を取得するようなイメージでしょう。

この計画では、構造性能 のみを選択しようとしたところだったのですが
構造性能に加え、劣化対策・維持管理・温熱環境 の4科目は必須とのこと。
これもまた、学校の科目のようですね。
(劣化対策・維持管理・温熱環境は それぞれ等級1で、と申告しました。)

新築の場合、住宅性能評価は
設計段階の設計住宅性能評価 と 
工事段階の建設住宅性能評価 の 段階に分かれます。
今日はその建設住宅性能評価 の3回目・仕上げ直前の検査ということで、
酷暑の昼間 検査に来られた民間検査機関の方には、ご苦労様であります‥
と(心の中で)申し上げた次第です。 検査は、無事終了。あとは竣工時。

2018年7月28日土曜日

家族の肖像・『未来のミライ』と『万引き家族』


『家族』をテーマにした 話題の2本の映画。
描かれた家族像が対極にあることに気がつき、面白いです。

「何があっても 遠くだけを見る‥」
福山雅治のカッコいい台詞と、細田守監督作品ということにひかれ
『未来のミライ』 昨日鑑賞してきました。
4歳の男の子・くんちゃんと そのおとうさんとおかあさん一家に
ミライちゃんという女の子が生まれたとこから 話ははじまります。

くんちゃんが時空を超え、過去や未来の家族と触れ合うという物語。
ここは予告編のお約束通り。
映像表現や音楽も素晴らしい。なのに、いまいち感情移入できない。
‥何故なんだろう。

おとうさんとおかあさんは、横浜の閑静な住宅地に住んでいます。
いわゆる中流より、ちょっと上の夫婦のように思えます。
子育てに奮闘するおとうさんは、おそらく監督ご自身の姿なのでしょう。
ただリアルなのはそこだけ。カネの話も男女の生々しいやりとりもなし。
まさに アニメならぬ絵に描いたよなホームドラマの世界感。
そして時空を超えて出てくる家族は みんな血の繋がりを持つ血縁者。
家族が、いはば『縦の関係』のみで描かれていることに気がつきます。


カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』
是枝裕和監督が描いた家族も、お父さん お母さん 兄 妹 の四人。
しかし 彼らには 血の繋がりはありません。 いはば『横の関係』
貧困や犯罪といった不条理な現実に喘ぎながら懸命に生きる、こちらの
家族のほうに 私はより強いメッセージを感じます。

家族の有り様は すでに多様化しているはずだ、ということでしょうか。

ところで
『未来のミライ』
くんちゃん・ミライちゃんのお父さんは建築家。 私と同業者です。

Mac Book でVectorWorksを操り、3Dのレンダリングまでしちゃう。
バウハウスやザハ・ハディッド、清家清の作品集が本棚に並んでいる。
設計した自邸は、実在するか、少なくとも実際に実施設計されている。
建築家の実務がリアルに描かれているようでいて、私はここにも違和感
を 覚えます。

クライアントとの打合せ、役所との折衝、現場でのやりとり‥。
実際の建築家の仕事の多くは、他者とのやり取り、いはば『横の関係』
の部分で成り立っています。
仕事を家庭でしているというのであれば、家庭以外の部分が描かれて
いないことも、逆に家族のリアル感を薄めているように思えるのです。

『万引き家族』では同居するアキ(松岡茉優)が風俗店で働いています。
この風俗店内の非・日常的な雰囲気が、日頃この一家が暮らしている
汚ったない家の中と対比しています。 ハレ と ケ の関係です。

家庭以外での存在をはっきり持っていてこそ
家庭の中で 家族 を意識できるのもなのではないのでしょうか。

いろいろ いっちゃいましたが
『未来のミライ』と『万引き家族』 
どちらも劇場で観るべき作品でしょう。 おすすめ。