2011年11月29日火曜日

散歩


今週は、事務所にてヒキコモリがち。
運動不足の解消へと、ウォーキング。

‥ここのところ 仕事以外のことばかりですが、仕事もしてます はい。




2011年11月28日月曜日

季節


事務所にもどると 赤とんぼ が。
この時節、工場街の コンクリートの建物に めずらしい。
近づいても逃げない。その一生を終らせようとしているな。

季節の移ろい とは
小さな生命にとっては その やりとり のことでもある。
そう思うと、いとおしくなります。


2011年11月25日金曜日

Facebook と Google+


Google+ Facebook につづき 企業向けの Google+ Pageをスタート。
私の事務所でも、整備をはじめつつあります。

FBとG+。両者 シャア争いのようなことが クローズアップされてます。
私的には それぞれ ちょっとづつ ニュアンスが違うように 思えます。
FB は テキスト中心の情報交換
G+ は ヴィジュアル重視の発信
そんなふうに、住み分けが すすむんじゃないかと予見します。(予想!)

両者 の先見的なところは やはり 実名主義。
自動車の運転免許と同じく、internetというハイウェイに入るからには
名前と所属 くらいは つまびらかでも、いいんじゃないかな。もう。

2011年11月24日木曜日

摩訶不思議公園

現場監理のためよく通る 山手通りから環七通りにかけての目白通り。
神田川に絡み公園が目につく。都内の公園フリークとして見逃せない。

以前から気になっていた 哲学堂公園。 今日のランチは お弁当だ。

この哲学堂公園
明治時代 教育者で哲学者である井上円了により、創設されたという。
詳細は検索に譲るとして、ナンとも不思議な建築の小テーマパーク感。
ちょっと はまる。




2011年11月21日月曜日

既製概念にとらわれない。


気になっていたブラッド・ピットの『マネーボール』、観ることできました。
今年の日本シリーズは名勝負で盛り上がりましたが、こっちはメジャーの方。

貧乏球団・アスレティックスを強くした、敏腕GMビリー・ビーン氏の実話。
とはいえ、チャーリー・シーンの『メジャーリーグ』のようなアンチョクな
サクセス・ストーリー とは まったくの別物。
‥フォアボールはヒットよりいい。
 バントはするな。
 相手がバントしたら 迷わず一塁へ投げろ!
既製の概念にとらわれない発想がチームをかえる、ということを見せつける。
ベースボール にかこつけて もっと深淵なことを伝えようとしているな。
そもそも、実在の現役の人物の伝記を描こうなんてこと自体 既製の概念や
体制をぶちこわしてる。それでいて、静かな大人の人間ドラマにできている。
娘さんの 弾き語りが 胸に沁みる。

ところで
元・某G球団GMのキヨタケさん。
この映画 観たんですね。あまりにタイムリー。

2011年11月18日金曜日

ブレードランナー アントキノミライ


『ブレードランナー』の続編が製作中とのこと。はからずも知らなかった。
監督はリドリー・スコット氏と。胸躍るのは、私だけじゃないでしょうね。

『ブレードランナー』は約30年前に公開のSF映画。舞台は近未来のLA。
ダークでシュールな世界観と、『エイリアン』で映画監督としてブレイク
したてのリドリー・スコット監督の映像表現は、当時かなり斬新だった。
いまでも この映像表現は影響は大きい。

近未来を描いたSF映画は、時代の経過とともに どしても“答え合わせ”の
意味が出てきます。あのときのイメージは、ほんとにそうなったのか‥?
たとえば、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』では
ディスカバリー号の船中で、ボーマン船長たちが iPad(らしきもの)を
使っている‥と、ネットの話題を見かけました。鋭い未来感だったのかな。

では、この『ブレードランナー』や いかに。
レプリカント(人造人間)の登場は、クローン技術やiPS細胞 といった
生物化学の分野での発展を暗示していないか‥?
あるいは 空飛ぶパトカーのような乗り物は、EVやハイブリッドといった
自動車技術の革新を暗示していないか…? ちょっと強引な ものいいを
承知でいえば、決定的に当たってないのは “IT革命” となりましょうか。
…デッカード(ハリソン・フォード)が酒場の公衆電話から タイレル社
 にいるレイチェル(シェーン・ヤング)に電話するシーン。
( ‥確か、モニター付きの公衆電話にコインを入れてたかな。)
このシーンだけ なぜか西部劇に 見えてくる。

みらいとは、おそろし おもしろい。


2011年11月13日日曜日

100円なり。


出先の昼食で、よく回転寿司のお店にはいります。
手っ取り早く食事ができるし、量の加減もその時の
お腹とフトコロの具合で きめられる。

そう。そもそも 寿司 とは
我が国の ファストフード の原点なのでしょう。

JRの駅構内。エキュートのかな。
ちょっと しゃれた 立ち食い寿司屋さん  発見。
100円くらいの ねた も あるじゃない。
頭の中にデンタクおきながら注文。‥旨い。

おアイソのときに 計算違い。
え! 
一貫の値段なの!(一皿の値段じゃないの‥。) 

ま、ちょっとリッチな気分になれたから いっか。
美味しかったしね。

2011年11月12日土曜日

ことし の ことば


交渉に参加する。のではなく 交渉に向けた事前の協議にはいる‥

一日かけた苦心の文言に、記者会見を見てニタつく反対派の議員。
TPPの参加にむけた本質的な議論とは、全く無縁であるどころか
そのまえに、ホントにこれ、大のオトナのやりとりなのだろうか‥。 

いまからでも いい。
これは 流行語大賞のノミネート に いれてもいいじゃない。

年末に発表される 新語・流行語大賞。 毎年たのしんでいる。
ただ、今年のノミネートは、大半が震災関連の言葉であるのが
いたしかたなくも、やはり かなしい。

ノミネートの言葉 で知らないものがあった。さっそく検索!
『エンディングノート』 映画の公式サイト が 出てきた。
ノミネートの言葉とは、どうやら この映画のタイトルという
ことではないようだか、ちょっと覗いてみる。

病気で余命を宣告された父親をおったドキュメンタリー作品。
娘で監督である女性は、是枝裕和監督のお弟子さんとのこと。
サイトからリンクが貼られた YouTube の予告編からみると
身構えずに観られる、好感のもてそうな映画だな。

じつは、それ以上に 驚いたことがあった。
主人公 である この おとうさん。
むかし お世話になった ある方に そっくり なのである。
元営業マンの肩書き、キャラクターと風貌、ガンの病と享年‥。

あらためて 心の中で 手を合わせます。

2011年11月6日日曜日

脱・規格寸法 キッチン



住宅の製作キッチンの老舗『キッチンハウス』にて 先週末。
都内 上野毛のショールームでの レクチャーとパーティー。

住宅のシステムキッチンは モジュールが決まっている と
思い込まれがちですが、そんなことは ありません。
キッチンハウスさんに限らずも、ある程度自由につくれます。

メーカーさんの都合で決められたモジュールに縛られないで、
コストも仕様もスペースも、お料理同様 オリジナル でも
いいじゃないですか。



2011年11月3日木曜日

コンクリート打放し仕上の断熱性




またしても 設計監理中の集合住宅の現場より。
同じような Photo がつづきます。

造作工事の壁面や、打放し部分の塗装仕上のサンプルを作成。
現場の壁面に直に(実際には隠れてしまう部分にて)施してみる。
これから 検討へ。

‥断熱とか結露とか、どうなんでしょうねえ。打放しの場合。

現場の定例会議で 監督が、ぽつりと つぶやく。
聞けば、他の現場で なにやら論議になっている、とのこと。
これまで この問いかけには、もう何度も出くわしてきましたが。
そもそも、私はコンクリート打放し御用達の建築家じゃない。
今年はRC造の外断熱にも初挑戦したし、木の風合いだっていい。
ただ、打放しを トレード・マーク のようにいわれちゃあもう、
しょうがない。

コンクリートの躯体そのままより 断熱材を施したほう、それも
外断熱構法であればなおのこと、室内の断熱性はよくなります。
熱伝導率など物理的数値から、それは明らかですね。
ただ、内外ともコンクリート打放し仕上の住宅であったとしても
(個人差はあれ)生活に支障のない程度の温熱環境は実現する‥
とうのが、私の考えです。

肝要なのは、コンクリート壁の 厚さ。
ラーメン構造(柱・梁構造)であれ壁式構造であれ、22cm以上
の壁厚は確保し、最上階の天井、最下階の床下の断熱材は必須。
よく誤解されるのは、
コンクリートの硬化にともない発生する湿気による現象です。
打設された生コンクリートは、長い時間をかけて硬化していく
その過程で湿気を吐いていくのですが、それが、結露や雨漏りと
間違われることが、あります。
ただそれも、だいたい竣工から一年程度で症状はおさまっていく
というのが、私の これまでの 経験則で あります。

‥‥‥
長期優良住宅 という 住宅の基準があります。
長持ちする住宅は、金利優遇など メリットをつけましょうという政策。
いいことですね。

主な基準は4項目。
構造(耐震性)・劣化軽減措置・維持管理の容易性・そして温熱環境。
温熱環境とは、(平べったくいえば)断熱材の施されたかということに
なるのですが、たいがい 木造住宅に比べ、RC住宅は計画はたいへん。
断熱材の空白地帯(ヒートブリッジが発生する納まり)が、どうしても
生じやすいのです。
これは、木造住宅よりも(大地震による)火災に強いRC住宅のほうが、
長期優良住宅へのハードルが高い、という 矛盾 ともとれます。

いや そもそも、温熱環境 って 建築物だけの評価なのでしょうか?
もちろん、エネルギー消費の効率性という物理的評価もありましょう。
ただ、おおよそ工業製品であろう断熱材の設置基準のまえに、住い手
の方々の ライフスタイル の評価であるべきじゃないだろうか‥。

エネルギーそのものを、なるべく使わない。
暑さ・寒さは 通風や採光計画に加え できるだけ衣類で調整する。

これから求められてゆくであろう、そんなシンプルなライフスタイルは、
木の温もりであれ コンクリートの質感であれ、ありのままの素材を
受け入れる、という思想にも 通じては いないだろうか‥。

ちょっと
大上段な おはなし になりました。