2017年6月30日金曜日

建築士定期講習会

建築士の定期講習は、建築事務所に所属する建築士に3年毎に義務付けられた制度です。
いはゆる耐震偽装事件によって改正された建築士法によるもので、同様に義務付けられた
設計契約前の「重要事項説明」と共に、制度としてはわるくないな、と私は考えてます。
この定期講習の権限は民間の検査機関などにも解放されています。
私も先日、事務所に近い、建築確認等で利用する民間確認検査機関で受講してきました。

定期講習の内容。この制度ができた当初は、
…建築士として、こういった悪事をはたらくと こういった懲罰があるぞ。 といった
しめつけ的内容が目につきました。この制度ができた経緯から、理解できるところです。

ここにきて、頻繁に改正される建築基準法の内容や、既存建物の活用や建築物省エネ法等
変化の激しい状況のアナウンスメントとして有意義なところがあるのは、確かに感じます。

ビデオによる講義でした。
おそらくはテキストを編集された識者の方(お役人さんかな?)が一字一句 テキストを
読み上げるのがきまりなのでしょうが、願わくば、も少し滑舌の良いプロのアナウンサー
のような方では、いけませんでしょうかね。ここだけは、正直 ちょっと‥。

photo は 竣工間近
FLAT PLATINO(HD5-Project 改め)
来月 15日・16日 内覧会開催予定。詳細はこちら


2017年6月27日火曜日

22年 “前” の告白

頭の中がオーバーヒート、スイッチがoffにならない。ちょっとやばい。
いったん現実から離れ、強制終了にするには映画が一番てっとり早い。
ポイントもたまっていたので なんでもいいや‥ と 観たのが
『22年目の告白 -私が殺人犯です-』 
これが、各レヴィーにある通り(失礼ながら)意外と よかった。
藤原竜也が犯人役 ということで 
三池監督の『藁の盾』をイメージしましたが ちょっと違う感じ。
ただ 仲村トオル のキャスターは ある実在人物 そっくりだ。
…あとは ネタバレになるので 劇場でどうぞ。

発生した殺人事件が時効対処となるか否か
分岐点となったのが  22年前の 1995年

1995年 という年は 私もよく覚えています。
阪神淡路大震災 や 地下鉄サリン事件 の記憶だけではありません。

この年の たしか3月か4月 サイトのドメイン名がオープンになります。
それまでプロバイダーのサーバー名が頭についていた 個人のsiteのURL、
一般の人でも自由なドメイン名を 取得できるようになりました。
私の事務所も いち早く socius.co.jp をゲット。
なんで それに拘るの? と 当時は言われましたが。今では一財産です。

野茂英雄さんが MLBに渡り活躍したのもこの年。
オールスター戦では先発し、ランディー・ジョンソンと投げあってました。
根性論だけの首脳陣と、プロ野球球団という大企業にたてついて退団した
当初は、どちらかといえばバッシング気味だった 巷やメディアの対応も
名門ドジャーズで大活躍するやいなや 手のひらを返して盛り上げました。

時代の分岐点でもあったと思えるのです。

私自身も、後悔することがあります。(言えませんが。)
もしも戻ることができるのならば この1995年に戻ってみたいですね。




2017年6月25日日曜日

住まい と 紫陽花

アジサイの花が美しい季節です。
アジサイの花の色は、その品種によるところ。だけでなく
植えられた土の養分などの状況に左右されるのだそうです。

住まいと 同じだなと感じました。
気候風土だけではありません。
商業地なのか住宅地なのか、どんな方々が暮す町なのか。
土地の形状や法規制はどうなのか。
そんな諸条件が建主の価値観や建築家というフィルターを
通して具現化されたもが 住まい でなくてはなりません。
強引に 色 をつけようとしてもダメなわけであります。