2020年4月24日金曜日

くるっているのは 満員電車 だけじゃない

感染拡大防止のための緊急事態宣言の中。
専門家の方が最も危険と警鐘を鳴らしていたのが 通勤時の満員電車 です。
そもそも 人をモノとみなし輸送するシステム そのものがおかしくないか?
中学生の私が感じた素朴な違和感が、いまになって思い出されます。

いつになったら 以前ような生活に戻れるのか? といった嘆き ではなく、
そもそも これまでがおかしかったんじゃない? といった 気づき です。

新社会人の方々には、四月の入社式が中止になった方も 多いことでしょう。
ただ、そもそも
大きな会場に みな同じ服装で整然と並ぶ軍隊のような入社式 必要なのか?

大型連休中は 遠出をすることを控えましょう。
ただ、そもそも
みんなで、一時期にいっせいに休暇を取る慣習って どうゆうことだろうか。
休むことへの 後ろめたさ を和らげるという意味合もあるんじゃないのか。

どこかに帰属し、何かに縛られることで獲得してきた 物質的、経済的豊かさ。
豊さの物差は、もっと多様で、それぞれ個人に帰属していていいはずでしょう。
ソーシャル・ディスタンスという概念は組織や慣習に対してもあると思えます。

それから
これだけ “何かをする”あるいは“何かをしない” ということを強いられても
それを、なんとか日常として受け止められてきています。

ウィルス対策 と同じく 二酸化炭素の排出削減に対しても
もうちょっと がんばれるんじゃないのかな、と思えます。

COVID-19 は 人類の歴史の中で 大きな出来事だと思います。
地球温暖化 は 地球の歴史の中で もっと大きな出来事だと思います。