エレベーターによる痛ましい事故が報道されています。
またしても、ヨーロッパの さるメーカー製。しかも
数年前の事故と同機種とのことです。
20数年前 ヨーロッパを旅してたときです。
ウイーンのある大学で、びっくりする エレベーター
(‥いや 昇降機 )を 見たことがあります。
壁に扉大の開口があり その中で プレートがたえず
昇っていて、そこに ひょいっ と飛び乗って上階へ
行くのです。となりには、その逆に下りの開口があり、
ひょいっ と 人が降りてくるのです。
いはば、ひとり乗りの観覧車。
(いちばん上にいっちゃったら どうなるんだろう?)
かたや
昇降するかご内に コインを立てても倒れないという
静動性の技術も わが国のメーカーにはあるとのこと。
時間のちがい、技術のちがい というより
意識のちがいを 感じます。
( この事故とは、一概に関連づけられませんが‥ )
商業地域など 容積率200%を超える敷地 においても
集合住宅の計画案を これまでにも提案してきました。
いくつかの計画案は、最大床面積を確保しつつ4階建て、
最高高さを10m以下におさえたもの。
日影規制等をかわすためとともに、エレベーターなどの
昇降機 を 設置しないですむようにです。
エレベーター は 機械です。
安全への配慮と共に、ランニング・コストも掛かります。
関連業者さんには恐縮ですが、極力 なくてすむように‥。
これも ひとつの エコ思想 ということでしょう。