2020年1月29日水曜日

『建築物省エネ法』改正


『建築物省エネ法』(建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律)
それまでの省エネ法の一部から一つの法律として施行が始まったのが平成29年4月。
計画される建物の規模に応じて『省エネ基準への適合義務』や『省エネ計画の届出』
が必要となりました。
現在 当方で設計監理中の hikarium も300m2以上の建築物(住宅)ということで
昨年の着工前に『省エネ計画の届出』をおこなってます。

その『建築物省エネ法』の改正する法律が成立したのが 昨年の5月。
300m2未満の小規模な住宅であっても
省エネ基準適合の努力義務 と 建築士から建築主への説明義務 が 課されます。
これは来年より施行。それに合わせてでしょうか、各地で説明会が行われています。

私も先日、東京で受講しました。(関心の高さか、なかなか席が取れませんでした)

省エネ基準 はふたつ
『一次エネルギー消費量基準』 と 『外皮基準』(住宅のみに適応)
講習会のパンフによると、これらの計算ができる建築士は50%ほどだそうです。
ちなみに 私は計算できません。
ただ、計算の概要はわかりますし、計画と同時に計算できる専門家の仲間がいます。
ちなみに 構造計算もできません。
ただ、計算の概要はわかりますし、計画と同時に計算できる専門家の仲間がいます。
同じだと思ってます。 建築を作るというのとは 共同作業 です。
ただ、この改正にともなって より簡素な計算ルートが整備されつつあるようです。
木造4号建物の構造簡易計算(壁量計算)のようなものかな、とイメージしてます。


地球温暖化対策として CO2など温室効果ガスの抑制は急務です。
『建築物省エネ法』の改訂に異論は もちろんないのですが
算出数値のクリアだけが目的になり、思考停止にならないようにしないといけない。

最後にエアコンのスイッチ入れるのは、建物じゃなく人間ですから。