2020年1月27日月曜日

『サボア邸』地下室への引力


先日コメントした映画作品から ふと思い出したことがありました。
『パラサイト 半地下の家族』 ポン・ジュノ 監督(韓国)
ここでは、高台から 半地下室 地下室へと 
社会的地位の格差が、そのまま住居の階層とリンクして表現されています。

近代を代表する建築家ル・コルビジェの住宅作品 『サボア邸』
パリ郊外に保存されたこの住宅を訪れたのは もう30年以上前になります。
見学して、はじめて知りました。なんと 地下室 が あるではないですか。
地下室へ向かう階段にはロープが張られ、立入禁止状態。第二次世界大戦で
独軍に収容されたことに関係している と聞きましたが、詳細は知りません。

有名なこの住宅の平面プランは誰も知るところでしょうが、地下階の平面図
は みたことがありません。一体どうなっているのか‥ 妄想がふくらみます。

地上部分の間取りが地面を基準に、そのまま面対象に広がっていたとしたら
どうだろう。光の部分の住宅空間 と 闇の部分の住宅空間 が対象にある。
『パラサイト~』と同様、これは ちょっとブラックな妄想ですね。