2020年1月22日水曜日

『賃貸集合住宅』は 住まいの『サブスク』


東急が交通や映画、おそば屋さんを含んだサブスクのサービスを試験的に開始する。
朝のワイドショー(羽鳥さんの番組)、これに絡めたサブスクのお話が面白かった。
『サブスク』 とは 『サブスクリプション』 定額制サービスのこと。
古くは新聞や雑誌の定期購読から、音楽や映像のコンテンツ配信、最近では車にも。
モノを所有しない ということが、トレンドから主流になりつつあるのでしょうか。

私の主な仕事 『賃貸集合住宅』も、考えれば 住まいの『サブスク』です。
定額のお家賃払えば 住み放題なわけですから。
ただ、いまだ都心で『賃貸集合住宅』といえば、単身者や若いカップルのテナント
さんをターゲットにしています。当方への計画のオファーも、殆どがそのようです。
人生を全うする住まいとして、『賃貸集合住宅』という選択肢がもっと増えていい。
そんなふうに考えました。

ところで 
賃貸集合住宅計画は、土地を所有する建主さんから依頼を受けて始まるわけですが、
この建主さんは、節税の関係から建設費の大部分を金融機関からの融資で賄います。
その返済は 入居したテナントさん達のお家賃の一部から支払われていくわけです。
見方をかえると
入居したテナントさん達も、建設費を負担している建主さん達 といえるわけです。
建設中には、まだ見ぬ建主さん達。
そんなテナントさん達にこそ、愛される建築を作っていかなくては。