2014年7月15日火曜日

政府介入に『レッドカード』


ドイツ W杯優勝 おめでとうございます!
試合の各所は、目ぼけ眼でTV観戦。
日本代表の早々のGL敗退は残念でしたが、かえってリーグ戦
あたりから、客観的に各国のプレーを楽しむことできました。

(西)ドイツを旅したのは1988年 壁崩壊の前年のことです。
各地の地ビール、モーゼル・ワイン、とともに印象に残るのが
ウォオホールやK・ヘディングなど、各美術館のコレクション
に現代美術(特にポップアート)の作品が、じつに多いこと。
これは、ナチ時代、政府が写実的表現や古典絵画を重用して、
抽象的表現の現代絵画やその作家を弾圧してきた歴史に対する
自戒の念が、国民感情の中に深く根付いているからであるのは
旅の者にも、すぐに理解できました。

国際サッカー連盟(FIFA)は ナイジェリア のサッカー連盟
(NFF)を資格停止処分にしました。同国政府が、人事のこと
などでNFFに介入したからだそうです。FIFAの致し方ない判断。
サッカーが、政治利用される可能性がありますからね。
ナイジェリア といえば
武装集団が少女達を誘拐していたり、テロ行為が頻発したりと
国内の悲惨な紛争情報の反面、このW杯大会にも出場しました。
政治や紛争と、スポーツとは別物。
その象徴のように思えてただけに、残念なことです。

 芸術などの自己表現 や スポーツに
(必要以上に)政府が介入する。ということは 
 野蛮な行為だと 私は考えてます。

フジTVの月9の新ドラマ 『HERO』
キムタク主演の続編だそうですが、文部科学省がタイアップを
発表しました。 “道徳教育” に取り入れるのだそうです。

作品そのものは良作で、一生懸命つくられたものだと感じます。
それでも
フジTVの番組を観るのを、しばらく自粛しようと思います。