2014年7月11日金曜日

トランセンデンス


ジョニー・デップの『トランセンデンス』
『ダーク・ナイト』シリーズのクリストファー・ノーラン監督の
お弟子さんの作品らしい、スタイリッシュな映像と世界観ですが
残念ながら 内容はイマイチでした。

コンピューターやプログラムが意思をもち、生身の人間と対峙する。
この近未来の設定は、すでに古典的だというヒニクに気がつきます。
私が思う最も古典作は キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』
HALという、意思をもつ宇宙船内のコンピューターが反乱します。
…ちなみに HAL とはIBMのスペルをひつつづつずらしたもの。
 いまこの作品作ったら Bqqmf  とか Fnnfkd になるのかな‥。

もうひつとつはCG。
ノーラン監督は『インセプション』でも、極力実写による撮影方法
こだわってた様子を めざましTV で見た覚えたがあります。
目に見えないサイバー空間との対決ですから、徹底してアナログな
表現もよかったんじゃないかな。CG表現には、驚かなくなりました。

これはもう
新しいものは すぐに 古びてしまう。ということの象徴でしょうか。
映画は夫婦愛の物語です。盛り上がってるカップルにはおすすめかな。