ジョニー・デップの『トランセンデンス』
『ダーク・ナイト』シリーズのクリストファー・ノーラン監督の
お弟子さんの作品らしい、スタイリッシュな映像と世界観ですが
残念ながら 内容はイマイチでした。
コンピューターやプログラムが意思をもち、生身の人間と対峙する。
この近未来の設定は、すでに古典的だというヒニクに気がつきます。
私が思う最も古典作は キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』
HALという、意思をもつ宇宙船内のコンピューターが反乱します。
…ちなみに HAL とはIBMのスペルをひつつづつずらしたもの。
いまこの作品作ったら Bqqmf とか Fnnfkd になるのかな‥。
もうひつとつはCG。
ノーラン監督は『インセプション』でも、極力実写による撮影方法
こだわってた様子を めざましTV で見た覚えたがあります。
目に見えないサイバー空間との対決ですから、徹底してアナログな
表現もよかったんじゃないかな。CG表現には、驚かなくなりました。
これはもう
新しいものは すぐに 古びてしまう。ということの象徴でしょうか。
映画は夫婦愛の物語です。盛り上がってるカップルにはおすすめかな。