映画 『ル・コルビュジエの家』 を観る。
ブエノスアイレスに既存する、ル・コルビュジエの住宅作品
『クルチェット邸』を舞台の、ちょっとシュールな 現代劇。
住宅の住人であるデザイナー家族と、その住宅に向って窓を
開けようとするお隣りさん との いさかいの おはなしだ。
近代住宅を舞台の じっつに 今日的テーマである。
ただ、ル・コルビュジエの住宅を堪能するのは、よかったが
映画作品としては いまいち に思った。
隣人・ビクトルの エタイの知れない、いやらしさ
成功したデザイナー・レオナルドの 鼻持ちならないとこ
年頃の娘との断絶、夫婦の機微のやりとり。
‥どこも、いまいち つっこみが足りんな。というのが感想。
たとえば
このストーリーで安藤忠雄・設計の『住吉の長屋』を舞台に
リメイクしては どうか。にわかプロデューサーになって‥
住人役に 光石研と小林聡美での夫婦役。隣人は 石橋連司。
是枝裕和監督 に 誰も知らない 風に撮ってもらう…。
なぁんて どうよ。
さて
ル・コルビュジエの 作品には 『ユニテ・ダビタシュオン』
という 集合住宅 もある。建物全体を ひとつの船に例えて
住いからマーケット、幼稚園からプールまで、生活が完結する。
当然 前提になるのが、住民同士のコミュニティー の大切さ。
お隣さん同士の関係をコミュニティーの最小単位と考えるなら、
ル・コルビュジエの メッセージ に 伴うという意味からも、
お隣さん同士 仲良くしましょうよ。 といった ところかな。
いろいろ もんく いっちゃいましたが
観てみてください。おすすめ。