ノーベル賞 には
平和賞の他 物理学賞 化学賞 経済学賞 医学生理学賞 そして文学賞があります。
平和賞は別にして、文学って 他の賞のように 学術 といえるのであろうか‥。
学術は真理の追究をもってして、社会に貢献するものですね。LEDなどさえたるもの。
ただ文学(小説)は、真理とは逆の、いはば虚構の構築という作業ともいえるのでは。
常々こんな疑問を抱いている私は、心底 ヘソマガリ者 であります。
村上春樹さん。残念ながら、今年も受賞を逃しました。
村上さんの作品は 縁あって蜷川演出による『海辺のカフカ』の舞台を2回観ました。
それを機に、いくつかかじり読みをしてみたのですが、私には ちょっと合わないな‥。
やっぱり ヘソマガリ者 なのでしょうか。
文学(小説)には エンターテイメント という側面もあります。
問題発言もあってかもしかして、もう候補からはずれてしまったのかもしれませんが
ノーベル賞文学賞には ぜひ BOB DYLAN (ボブディラン) を 私は推したい。
ためしに 60~70年代の彼の詩を(出来れば原文で)読んでみてほしい。
例えば Blowin’ in the Wind (風に吹かれて)、I want you、Forever Young‥
The time they are a-change メッセージ・ソングの元祖です。
70年代には Hurricane という詩で
無実の罪で10年以上投獄されていた黒人プロボクサーを解放させています。
(映画にもなりましたね。)
エンターテイメントの賞よりも、ノーベル賞が相応しいと思ってます。