お休みの日 DVDを観る。『ツリー・オブ・ライフ』
昨年公開の 鬼才テレンス・マリック監督のカンヌ受賞作。
ブラピとショーン・ペン。ちょっと気になってた作品です。
ロードショウのさいの 宣伝コピー
父さん、あのころの僕はあなたが嫌いだった… とあった
そんなような ちゃちな ホーム・ストーリーじゃない。
親と子の関係は ひとつのモチーフ。
壮大なスケールで描かれた宗教観・死生観のひとつの表現。
エンターテイメントの作品として 広告する側が きっと
困ったのでしょう。
作品 としてのあり方に 賛否のあるところ。
観念的な表現ということで S.キューブリック監督の作品
『2001年宇宙の旅』になぞらえたコメントを目にします。
私はちょっと ちがった
ひとつひとつのシーンは完成度高く完結し、音楽も美しい。
絵 としての美しさ というところで
かつて やはりカンヌでパルム・ドールを受賞した作品
『ピアノ・レッスン』(原題はたしかPianoだったかな。)
を 連想 しました。
ただ ピアノ‥は はっきりしたストーリーはあったのに
対し ツリー‥は はっきりいって ストーリーは皆無。
だから 感情移入 はできませんでした。
佳作 だけど 美術館にいく感覚で ご覧になって。