2019年7月6日土曜日

模様替え


この blog  少し明るい色調にしてみました。
模様替えは オープン以来 はじめてです。



2019年7月5日金曜日

豪雨の中の基礎配筋検査 

工事進行中の集合住宅 SK2-Project
豪雨の中 瑕疵担保保険会社による基礎配筋の検査。無事完了です。
瑕疵担保保険は、元請業者がその加入を義務付けられている保険。
ですので、検査の主役は工事業者となるのですが、検査の内容は
当然、確認申請(計画変更申請)によっているか、ということです。

その計画変更申請。決済完了したのは この検査の前日。
タイト・ロープな連携でしたが、ここを乗り切れました。




TOTOギャラリー間 ,and then 展


失礼ながら 建築家の中山英之というお名前、ここで初めて知ったのですが
ギャラリー間 ,and then 展』。いち来訪者として、とっても楽しかった。

5つの作品の、完成からのその後(,and then )を 映像作品にしている。

よく 音楽などの作品を発表することを リリース(release)といいます。
釣り上げた魚を 再び放すこと。
建築も完成して建主に引き渡され、つくった側からの思いをはなれてからが
本当の物語なのではないのかと、常々私も考えていました。
ただ、その後(,and then )の撮影に住み手の方々、よくぞ協力されたこと。
生活感の溢れた楽しい映像ばかりでは ありますが‥。



『新聞記者』


映画の日。なにげなく見た『新聞記者』という作品に 激しく心動かされました。

新聞記者や新聞社の奮闘を描いた映画 といえば。
高校生の時に観た『大統領の陰謀』を思い浮かべます。もう40年も昔のこと。
ウォーターゲート事件の真相を暴いた、当時のワシントンポスト紙の若手記者を
ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマンの 2大スターが演じました。
多感な頃の自分も、ジャーナリストに憧れたことを思い出します。
ハリウッドでは昨年、その関連で『ペンタゴン・ペーパーズ』という作品もあり、
メリル・ストロープ、トム・ハンクス とこちらも大スターの共演でした。

邦画では
『クライマーズ・ハイ』(横山秀夫原作 原田眞人監督)という秀作もありますが
『大統領~』のように、あからさまな政権批判はこれまでなかったかなと思います。

ただ、この 『新聞記者』 は違う。
伝える側、告発する側の勇気と苦悩は、そのまま現事件を背景にしてるのは明らか。
メッセージが質の高いエンターティメントにのっているがゆえ、強く響きます。

『この国の民主主義はカタチだけでいい‥』
くしくも参院選挙が公示されたタイミングでの、このセリフが突き刺さります。
必見。



2019年7月1日月曜日

基礎配筋 進行中


現在 工事進行中の新築集合住宅 SK2-Project
基礎の鉄筋工事 進行中。
敷地内の高低差を利用したスキップ・フロアのプランから、基礎梁の
H寸法は稼げたかたち。構造的には有利な部分。
一見するとキャシャな配筋でいけるのもそのため。主筋は 全てD16。
接続で(重ね継手のみで)ガス圧接を不要にするのも 狙いのひとつ。
必要な構造耐力を確保するのはもちろん、その上での経済設計は大切。

今週中には、瑕疵担保保険の配筋検査の予定。少しチキン・レースだ。


2019年6月27日木曜日

日頃から 運動


ビルに2基あるエレベータうち 1基がメンテナンス中。
エントランスでは エレベータ待ちの人があふれている。
向かうは5階。TVのCMよろしく階段を駆け上ってみる。
息が切れる。けっこうなエネルギー消費だ。
ようやく5階にたどり着くと、扉が開かないなじゃい!
たまたま内側から開けてくれた作業服の男の ナンなの
と 言いたげな怪訝な顔付。
そうか、防犯上締めているのか。ただ、ちょっと寂しい。

趣味の サイクリング の方で発散しよう。
ネコには関係ないはなし。


2019年6月25日火曜日

iPad Pro で ペーパーレスへGO!


iPadが iOSから独自のOSになるそうな。
シリーズも新しくなるのかなあと、待っていてもきりないので
iPad Pro 11インチ 購入しちゃいました。
…いやぁ 便利。

以前も iPad 使ってましたが、重くて持ちにくかったのなんの。
今のシリーズは 軽くて 片手で持てるのがよい。
他の家電製品にもいえますが、軽量は最大の性能だと思います。

設計図書を見ながら 施工図のチェック。
使い慣れたら、iMacとiPad だけで完結させたいな。


2019年6月23日日曜日

計画変更と樹木希林さんの言葉


現在、設計監理中の新築集合住宅 SK2-Project
地中埋設されている既存杭の影響で、新設の杭工事に影響がでている事。
先日このblogでも触れましたが、事態はさらに深刻になっておりました。
根伐工事によって確認できた新設杭の位置を、構造の石和さんと協議し
てみると、上部建物の形状も一部変更する必要が出てきてしまいました。

変更とはいえ、融資の関係から 述床面積や建築面積は変えられません。
工事を止めるわけにはいきませんが、もはや『軽微変更申請』では済まず
『計画変更申請』が必要という事で、構造再計算と申請作業とで時間勝負
の連続も、ここにきて、ようやく目処が見えてきました。

工事が進むと、思わぬ障害や不可抗力で、なかなか設計図書通りに仕事
がすすまないことはあります。工夫して難題を乗り越えたり、あるいは
発想を変えたり、それもひとつの建築計画の醍醐味だな、と考えてます。
ただ、必ず顛末は 『災い転じて福となる』
もちろん、それは 建主皆さまの信頼と理解があるからこそ です。


昨年 亡くなられた女優・樹木希林さんの書籍のひとつに 似たような
エピソードが載っていたことを思い出しました。
家の設計をお願いした建築家に、間違えて穴を開けてしまった‥などが
あったら、そのままにしていておいて欲しい、と。現実的には、そんな
ミスは起こりようもないのですが、予定通りにいかない事を面白がって
しまおう、という希林さんの遊び心に共感します。

人生、思い通りにいかないからこそ面白い。

『樹木希林120の遺言』には、もうひとつ。
建築家に出した要望が書かれおり、これもとっても気に入っています。
‥石は石、木は木、真鍮は真鍮、硝子は硝子という、その良さをただ
 活かすことを考えて欲しい‥(一部の引用お許を。)

TVで見る希林さんの御宅、室内外ともコンクリートの打放しでしたね。
コンクリートは、コンクリートらしくね。

2019年6月7日金曜日

閉じた空間としての住宅、そして家族


ここのところ『中高年のひきこもり』の問題がクローズアップされています。
少し前には『家庭内での児童虐待』の社会問題も大きく報じられていました。
いずれも、要因や対策などを軽々に論じることは差し控えたいのですが、ひとつ
『家庭』という閉じた関係性の中、『住宅』という密閉された空間で起きている
ことは共通している、といえます。

『住宅』が密閉化へ向かっている方向性。
住宅の省エネ化を掲げて、断熱性・気密性の向上へと向かう基準や規制の方向と
どこかリンクして感じています。
もちろん、住居における消費エネルギーや二酸化炭素排出量を抑えていくことは
地球環境を守る上で必要なことですが、エアコンの効率を最優先に個室に細かく
区切ったり、外部環境との遮断を優先していくことに、違和感もあります。
(‥ただ当然、エアコンも近年の猛暑の気候を考えれば絶対に必要な設備です。)


日本では 空間や時間、様式のうえで
真(しん)・行(ぎょう)・草(そう)   という 三相の考え方 を持ちます。
例えば 書 の様式。
フォーマルでキチッとした 真書体 という書体にたいして、
カジュアルで崩しのはいる 草書体 という書体があります。
その中間の曖昧な領域として 行書体 が ひとつ存在します。

日本の住宅でいうならば
外部と内部との曖昧な領域として 縁側 が思い浮かびます。
例えば サザエさんのお宅の 縁側。
タラちゃんが走り回り タマがお昼寝。 波平とマスオさんが縁台将棋。
面した庭の垣根越しに サザエは お隣のいささか先生の奥さんと ちわ話。
縁側には 何か用途があるわけではありませんが、室内のプライベート空間と
外部のパブリック・スペースとの緩衝材となっています。

なにも
サザエさんのお宅のような日本家屋を復興させよう、というのではありません。
プライバシーや防犯性能を確保しつつ、曖昧性を持ったスペース(間)が住空間
の中に、認められていてもよいのでは、と考えております。


都内での集合住宅の計画では、レンタブル比など空間の効率性を重視しながら
安全条例などの規制に従わなくてはなりません。
その結果 敷地内に天空の外部通路が生まれることがあります。
この通路は、建物の全ての住人が日々必ず通る敷地内空間です。
たとえ会釈だけでも、ささやかな繋がりの場になればなあと、期待しています。

『真』と『草』との中間領域 『行』の空間 ということです。


2019年6月3日月曜日

鋼管杭設置工事・地中工事の難しさ


設計監理中の新築集合住宅 SK2-Project
いよいよ杭工事が始まりました。
新設する杭は、鋼管杭。工場で生産された既製の杭を現地に貫入します。
地下支持層まで到達させるためには20mあまり必要で、4本で1セット。
貫入途中で 溶接で継いでいきます。
(溶接の職人さんの姓が、偶然私と同じ 岩間。杭のサインは私でなし。)

他の多くの作品でも この既製鋼管杭工事の設計監理をしてきましたが
今回の工事には、ひとつ大きなハードルがありました。

以前の建物を支えた既存杭が地中に残ってしまっていることです。
この既存杭は アースドリル工法というRC造の現場形成杭で、数十年前も
以前の強固な建物の施工には、一般的な工法であったと言えるでしょう。
この工法も、私は駆け出しの現場監督時代に、たくさん経験しました。

新設する杭が 埋設されている既存の杭に干渉するわけにはいきません。

この杭工事に先立ち、
埋設されている杭の頭部分を全て掘り起こし精密に位置を出し、新設杭の
位置を調整します。すでに完了している建築確認には軽微変更申請で対応。
構造設計の石和春樹氏にも 大変な労力に感謝です。


2019年5月17日金曜日

昭和の風情 酒屋さん

地鎮祭の奉献酒には、必ず 手書きの筆字で『奉献』と書いてもらう。
量販店やコンビニではだめだ。個人商店の酒屋さんでないとできない。
だから 酒屋さんのご主人は たいがい達筆であった。
『ここいらじゃあ ウチだけですよ。残っているのは‥。』
店主のご主人の話は、私も実感のところ。多少なりとも応援できれば。
この3月に開店した『ものがたり酒店』にも声援をよろしくです。

今週末は 地鎮祭。


2019年5月9日木曜日

集合住宅計画・設計監理を始動

着工間近の集合住宅 SK2-Project 新築工事
大型連休をおえて、敷地を更地にする工事もあと一息。
以前の建物(アパート)の基礎を撤去してしまいます。

杭は、RCのゴツイものが残存したまま撤去できません。
残存する杭の正確な位置と深度を測量し、新築で新設する
基礎や杭に干渉しないよう、軽微変更することにします。

同時に 新築建物の スミ出し も行なってしまいました。
前面道路に 逃げズミ を打ちます。

現場監理の状況は、これから折をみてUPしてまいります。


2019年5月6日月曜日

この大型連休


曇り空の日‥
田植を前に 田に水を引く用水路の掘りさらい ボランティア。

大雨の日‥
森林公園で 仲間とBBQ。(雨よけテントがあって助かった。)

晴天の日‥
富士の麓へ お墓まいり。 

祝賀ムードの日々もひと段落、明日から日常へ。


2019年4月14日日曜日

かつての作品をふり返る見学会


現在 計画進行中の集合住宅 SK2-Project
建主の方からは 集合住宅 N’s HOUSEをご覧になり 依頼をされました。
この時期、ちょうど ひと部屋 空室ができた(303号室)ということで 
施工の工務店・担当者も一緒に、建主のご一家と内見会をおこないました。

案内は N’s HOUSE をはじめ、当方のいくつかの集合住宅の仲介・管理を
お願いしている リネア建築企画さんに お願いしました。

18戸からなるN’s HOUSEは2001年竣工。
賃貸のお部屋に上がるのは、18年ぶり。

オーナーの方には 大切にメンテナンスされているご様子は 嬉しい。
困難な設計条件にたち向かった、当時の情熱もよみがえってきました。
ただ、ディテール設計の反省点もいくつか。(当時は、まだ未熟な設計者)
それでも、この建物を愛していただける オーナーの方やテナントさんに
感謝 です。




2019年4月2日火曜日

新元号『令和』


この5月からの新元号『令和』が政府から発表されましたね。

『昭和』の時代 『平成』の時代‥
元号は 日本の伝統文化 であのと同時に
社会の世相ばかりか、日本人各々の個人史にもパーテーションを
つけてきたのではないでしょうか。

『令和』の時代やこれから如何に、と思いを馳せるところですが
正直に言いますと私、この『令』という字が好きではありません。

命令 司令 あるいは 法令 の『令』です。
例えば、建築確認申請の図面上の表記で 
『建築基準法施行令 第○○○条 による』 という表記のところ
『令○○○条』 と 略して記載 します。
私にとっては、これまでも、これからも頭を悩ませ続けるであろう
法規制の象徴が この『令』という一字 です。

この法規制の中で いかに工夫をするのか‥。
その工夫こそ 結果的に『世界にひつだけの花』である『個性』を
生むのだと、思えるのです。私の建築は、いつもそのようです。


桜には 青空と瓦屋根が似合います。