2019年4月2日火曜日

新元号『令和』


この5月からの新元号『令和』が政府から発表されましたね。

『昭和』の時代 『平成』の時代‥
元号は 日本の伝統文化 であのと同時に
社会の世相ばかりか、日本人各々の個人史にもパーテーションを
つけてきたのではないでしょうか。

『令和』の時代やこれから如何に、と思いを馳せるところですが
正直に言いますと私、この『令』という字が好きではありません。

命令 司令 あるいは 法令 の『令』です。
例えば、建築確認申請の図面上の表記で 
『建築基準法施行令 第○○○条 による』 という表記のところ
『令○○○条』 と 略して記載 します。
私にとっては、これまでも、これからも頭を悩ませ続けるであろう
法規制の象徴が この『令』という一字 です。

この法規制の中で いかに工夫をするのか‥。
その工夫こそ 結果的に『世界にひつだけの花』である『個性』を
生むのだと、思えるのです。私の建築は、いつもそのようです。


桜には 青空と瓦屋根が似合います。