活躍されている建築家のお名前には正直 疎いのですが(申し訳ない)
展覧会のタイトルに 興味を感じていました。
詳細やセームスケール模型、ランダムに貼りつけられたスケッチなど
完成した建築の美しさではなく、考察の過程の表現に挑戦しています。
壁やサッシといった 建築と外部空間との境界となるエレメントに
いままでにない曖昧性を持ち込もうとしているようです。
塀ではなく垣根 窓ではなく縁側 といった日本の感性に通じるよう
私には おもえました。
建築物省エネ法にみるように、時代は 高気密・高断熱
建築には、断熱サッシや断熱材での完全防御が求められています。
彼らの考察が 時代に対するアンティテーゼのようにも思えるのは
意地悪な私 ゆえでしょうか。