愛知県の美術館が警察の指摘から、展示作品の一部を覆い隠したという。
作品が『わいせつ』という匿名の通報に警察がやむなく動いたようです。
表現者には
つねに作品が批判にもさらされ、それを受け止める覚悟が必要です。
ただ、作品の作者・鷹野隆大氏が自らの名の下に表現しているからには
批判をする側も、氏名と所属(批判に利害関係がないこと。)くらいは
詳らかにすることは、マナーでしょう。その上で、通報するべきです。
私も、この作品を実際に見て『わいせつ』だと感じれば(ほんとのそう
感じるかもしれませんが。)そのように、するでしょう。
結果。作者・展示者側は、展示作品の一部を覆い隠した。ということは
暗に権力や批判に屈してしまったのか‥ と思いきや、記事から見るに
どうも、そう単純なものではなさそうです。
屈するのなら、展示作品を撤去すればよいわけですが、そうはしてない。
むしろ
絶妙な覆い隠しは、逆にエロチシズムを際立たせているように見えます。
権力や匿名批判に対する 粋な抗議 となっているようで痛快ですね。
NHKの特定のお笑い番組は、くだらないので止めろ。
匿名とは真逆に、国会議員という権力をもった者が公に発言することも
また、表現の自由の侵害です。(ご本人は後に撤回されたようですが。)
NHKの LIFE という、お笑いコント番組で、ウっちゃんこと内村さん達
が じつに絶妙な切り返しの抗議をしていたのを思い出しました。
私も偶然、このコントの ON AIR を観てました。
ココリコの田中が仕切る情報番組のリハーサルで、ひな壇の芸人たちが
ギャクを連発しているところに、ウっちゃん扮するおカタい上司が登場。
‥まずいですねえ。お笑いは民放でやってください。NHK‥ですから!
と、次々に演出をかえて、つまんない番組にしてしまう‥というオチ。
お笑いに対する批判にお笑いを持ってする 粋な抗議 に思わず拍手。
なぜか You Tube で 観られなくなったのは残念ですが。
ありのままで‥ とか、自分たちの○○‥ とかよりも
この NHK‥ですから。 を 今年の流行語大賞に推したい。