日本の男子たるもの、夏休みには『怪獣映画』を観なくてはいけません!
ハリウッド版 『ゴジラ』 よかった、拍手。
昨年夏のハリウッド版怪獣映画『パシフィック・リム』でも触れました。
終盤の 怪獣(KAIJU)とジプシー・デンジャーとの海底での格闘シーンが
初代ゴジラ(1954年公開)のラストシーン‥
‥孤高の独眼竜科学者・芹沢(平田昭彦)がゴジラと共に自爆する場面。
にそっくりであること。
エンドロールにあった 作品を捧げる と記された 本多猪四郎 とは
この日本版初代『ゴジラ』の監督であったこと。
ギレルモ・デル・トロ監督の 日本版初代『ゴジラ』へのリスペクトに
胸が熱くなったことを覚えています。
この『ゴジラ』2014 でも
主要人物の博士(渡辺謙)の名が 芹沢猪四郎 であることからも
製作陣の日本版初代『ゴジラ』への思いは理解できます。
その芹沢博士の 劇中での台詞
『人間がごう慢なのは
自然は人間の支配下にあり、その逆ではないと考えている点だ。』
( web_siteより )
この “支配下” という言葉は コントロール という単語でありました。
これは、我が国の首相が五輪招致のプレゼンで事故後の原発を語った台詞
『状況は完全にコントロールされています。』
を “完全に” おちょくった かたちです。
『ゴジラ』とは万物摂理を司る、いはば 神 “God”zilla であるという
コンセプトを理解し、受け入れてもらっているところが嬉しいのですが、
それでいて、やらた家族(Family)が強調されていたり、映像の随所に
( ‥あれ、このシーン まんま どっかで観たぞ?)といった部分が
ご愛嬌だったり、ハリウッド映画のエッセンスも忘れられていません。
おすすめ。
続編も決まったそうですが
つぎは 宿敵『キングギドラ』と戦ってほしいね。