2014年5月31日土曜日

コンテンツ_キャラクター_ストーリー


アイドルグループ・AKB48の握手会で無差別な刃傷沙汰があった。
メンバーと警備員の3人の若者が大怪我を負った。痛ましいこと。
AKB48に関心ない私も、彼等の心身ともの回復を素直に願いたい。

報道を見てると
『握手会』という ビジネスモデルが、クローズアップされている。
ファンは添付された『握手券』を目当てに彼女達の音楽CDを購入、
握手会で、自らお気に入りのメンバーと直接『握手』ができるのだ。
彼等にとって音楽CDは、楽曲というコンテンツを楽しむためのもの、
それ以上に彼女に“会いにいく”というストーリー。それを買うのだ。

歪んでいる。
楽曲と、そのパフォーマーのキャラやストーリーとは別物じゃない。
‥とは、いいきれない ジレンマ がある。

現代のベートーベンと称された 佐村河内守氏の事件 
彼が作曲した(と称した)交響曲の音楽CDを購入した多くの人は
その楽曲というコンテンツでなく、音を完全に失った悲劇の音楽家
という ストーリー を買っていたのだ。‥なにか連想してしまう。

ググってみると。
佐村河内守(新垣隆)の楽曲が YouTube で、まだUPされている。
いい曲じゃない。人は人を欺けても、音楽は人を欺けないようだ。
(著作権に問題あるといけません。ここに載せるのはやめとこ‥。)

薬物の事件で逮捕された ASKA
聞けなくなった、彼の音楽には罪はない。
罪を償い更生すれば、彼にはこんなジレンマは なくなるのかな。