アイドルグループ・AKB48の握手会で無差別な刃傷沙汰があった。
メンバーと警備員の3人の若者が大怪我を負った。痛ましいこと。
AKB48に関心ない私も、彼等の心身ともの回復を素直に願いたい。
報道を見てると
『握手会』という ビジネスモデルが、クローズアップされている。
ファンは添付された『握手券』を目当てに彼女達の音楽CDを購入、
握手会で、自らお気に入りのメンバーと直接『握手』ができるのだ。
彼等にとって音楽CDは、楽曲というコンテンツを楽しむためのもの、
それ以上に彼女に“会いにいく”というストーリー。それを買うのだ。
歪んでいる。
楽曲と、そのパフォーマーのキャラやストーリーとは別物じゃない。
‥とは、いいきれない ジレンマ がある。
現代のベートーベンと称された 佐村河内守氏の事件
彼が作曲した(と称した)交響曲の音楽CDを購入した多くの人は
その楽曲というコンテンツでなく、音を完全に失った悲劇の音楽家
という ストーリー を買っていたのだ。‥なにか連想してしまう。
ググってみると。
佐村河内守(新垣隆)の楽曲が YouTube で、まだUPされている。
いい曲じゃない。人は人を欺けても、音楽は人を欺けないようだ。
(著作権に問題あるといけません。ここに載せるのはやめとこ‥。)
薬物の事件で逮捕された ASKA
聞けなくなった、彼の音楽には罪はない。
罪を償い更生すれば、彼にはこんなジレンマは なくなるのかな。