2014年5月14日水曜日

日本を代表する23人


『大地に水をかけて、出てくる芽はその土地によって違ってくるだろ。
‥それが サッカー という競技さ。』
日本のサッカーには日本の気質に合ったスタイルがある、ということ。
十数年も以前、大のサッカー通である先輩デザイナーが、W杯予選の
TV観戦をしながら、そう力説していたことを思い出していました。

当時の代表。トルシエ・ジャパンの戦術といえば、フラット・スリー。
スリー・バックのDFが横一列に並び、ラインの押し引きで相手FWに
オフサイド・トラップを仕掛けるこの戦術が、大きなコンセプトです。
組織的な連携を要求されるDFラインの動作は、まさに企業という組織
の中で規律と強調を重んじる日本人気質を象徴しているようでした。
かたや、選手個人の創造性や独創性が必要とされるべく、攻撃力には
いつも『決定力不足』という烙印。

じゃ、ほんとうに 日本人には 独創性や創造性は期待できないの?
 
オタク文化をはじめとするサブカルチャーは、欧州にも発信してるし、
アニメをはじめとするコンテンツ産業は、映画の都・ハリウッドにも
大きな影響を与えているじゃあないですか‥。

攻撃的な 大久保選手 を 意外性のある選手と称している。
ディフェンシブルな細貝選手を犠牲にしてまで、彼を選択したことは、
代表チームにのみならず、日本人に向けた欧州人・ザックさんからの
メッセージであるかのようにも見えてきます。
( もちろん細貝萌選手も、キレキレなイケメンのナイスな選手。)

そして 主導権を握る。 という宣言。
フィールドの中だけのことでありましょうや。
国際社会における、日本の役割を期待されているかのように思えます。

サッカーは、世界かな。