2015年12月18日金曜日

萌える。昭和初期の様式建築


恵比寿駅から、246沿という建材ショールームへと向かう緩やかな坂道。
ふっと。ときめきを覚えるような、粋で重厚なRCの様式建築に出会う。
校庭から元気な子供達の遊び声も聞こえる。未だ現役の小学校のようだ。

入口近くの説明プレート(2003年に渋谷区教育委員会が製作)によると
 設計者 東京市土木局建築家
 建築年 昭和7年(1932)
 文化財指定

関東大震災の復興事業のひとつとして、耐震・耐火性の高いRC建築にて
建て替えられた校舎とのこと。
当時の様式には、インターナショナル・スタイル(国際建築様式)として
装飾性の少ない機能主義的な建築と、相対して装飾性を加味した建築とが
あるとのこと。
この小学校は 後者。
そして前者の代表には、同潤会のアパート群があったのではないでしょうか。
思いを馳せてみました。