大嘗祭の中心的な儀式『大嘗宮の儀』のために造営された 大嘗宮
時間の空いたこの午前は晴天とあって、解体前の一般公開の見学へ。
大嘗宮 一見してシンプルな造り。
恒久的に存在することは想定しない、仮説建築物なディテールです。
かえって 儀式の崇高さが際立ったであろうことが想像できました。
写真
奥の棟が 悠紀殿(ゆきでん)。右手前の棟が 主基殿(すきでん)。
それぞれ、天皇陛下が神饌(新穀を持って調製された御食、御酒など)をお供えになり
御拝礼の上、御告文をお奏しになり、自らもお召しあがりになった建物 ※パンフより
背後からの写真は
右手に主基殿。左手は 廻立殿(かいりゅうでん)
大嘗宮の儀に先立ち天皇皇后両陛下がお召替えなどをなさった建物と。 ※パンフより
大嘗宮の設営費は 報道では19億700万円とあります。
そんなに掛かるのか、と思える簡素な造りですが、特別な工法や材料のためでしょう。
解体はやむなしも、材料リサイクルのお手本を見せてもらいたいですね。