2019年9月16日月曜日

設計図は脚本 作品は現場で作るもの


建築をつくる現場 は 映画の撮影現場と似てるんじゃないだろうか‥
かねがね そんなふうに思ってます。
プロデューサー は 建主
建築家は脚本と監督。脚本書いただけでは作品になりません。
撮影現場では、予算や状況などで脚本通りにいかないこともありますが、
逆に、脚本になかった 思わぬアイディアが浮かぶこともあります。

現在撮影進行中 SK2-Project
空調室外機や湯沸器、雨樋やスリムダクト、メーター関係など
あまり〝美しくないもの〟は見せないよう、細心の工夫をしています。
唯一 各住戸の電気メータだけが露出になってしまうのが残念な部分。
(PS内には扉内湯沸器が納まるため、電気メータの内蔵は基本的にN.G.)

あっ!1階には 扉内湯沸器のないPSシャフトが 一箇所あるじゃない。
1階の住戸だけでも、電気メータ この中に納めよう。
現場で職人さんと打合わせていて閃いた。 こういうことの、積み重ね。
だから 現場 に向かうのです。