2012年3月28日水曜日

わたしの設計監理


‥ それでも アングルピース は はずせませんよ。いいですね。
‥ そりゃあ もちろんでしょう。なんでまた そんなこと言うの?

アルミサッシを納めるのに、4方に廻るべく額縁のうち左右と上部
3方を省いた納まりにする。スッキリ感とコストを考えてのことだ。

現場の監督は、納まりそのものは心得ているようだが、前の現場で
同様の納まりを見たある建築家センセイに こっぴどく叱責された
ということだ。アングルピース が のこってるじゃないか、と。

‥ そりゃあ、あんまりでしょう。どうやってボードと絡めたの?
  シールでくっつけたの? いずれ、あばれちゃうでしょう。
‥ ・・・

ディテールには 神が宿るという。
デザインするうえで、ディテールにこだわることは 大切である。
ただ、それは技術・構法をキチンと理解し咀嚼したうえでのこと。
こだわり と わがまま は ちがう。


私たち設計者(設計監理者)は、現場の監督さんや職方さんたち
施工者を指導・監督する という立場にあります。
わたしは そういった 上から目線の考え方が 好きじゃない。

設計意図をキチンと理解し、技術とプライドをもつ施工者もいる。
いっしょになって、ものづくりをしている つもりでいます。

うちの屋号 SOCIUS (ラテン語で 仕事の相棒 という意味。)
には そんな 想いもあります。