2011年6月11日土曜日

神話やイメージは もういいよ。

役所のある街は家電量販店の激戦区。用事をすませ昼食をとっていると、
となりの席では、量販店の販売員とおぼしき若い男がガールフレンドに
家電製品の性能を説明をしている。人目もはばからず deep な情報だ。

はなしは 外国メーカー・有名なD社の掃除機 のこと。

‥吸引力を測る試験ってゆうのは、いくつもあるんだ。
 その中のひとつの試験結果をもとに 吸引力が最もいいといってるの。
 それにたいして、日本のメーカー各社には約束があってね、他社製品
 との比較宣伝はしないことになってるんだよ。

だからD社はずるい。消費者がかわいそう。そういっているようだ、が。
ただ はたして、ほんとに、D社の比較広告は ずるい のだろうか‥。

たしかに、大手家電各社さんのTVCMというのは なんか影がうすい。
好感度の女優さんやスポーツ選手のイメージと、大企業のブランド力に
頼ってるようだ。もしかしたら それで 安泰 なのかもしれない。
‥ ウチのは軽い。音が静かだ。こんなに安いよ! デザインいしょ!
こんなふうに なにか他より特化した具体的特徴を、堂々と広告した
ほうが よっぽど 健康的なマーケットといえると思う。


同時に わたしは D社掃除機のTVCM にも極めて違和感がある。

‥吸引力がおちない、つまり 経年劣化しない、つまり 壊れない。
こんな製品は この世に絶対にない。ただ 経年劣化し壊れるまでの
タイムラグが数ヶ月なのか、数百年なのか、はたまた数万年なのかの
違いだけだ。( 原子力発電所 も 同様。)

吸引力がおちない。 という謳い文句は
百歩ゆずって まちがい と いはずとも、正確 ではない。


神話やイメージで モノを判断するのは もうやめよう。

え‥
ちなみに、私も家では D社掃除機 を使ってます。じつは。
吸引力はよくわかりませんが、メンテナンス対応やガタイのありよう
など、永く使ってくださいね‥ というコンセプトはいいかも。
いちおう ふぉろう。