どお最近、映画 観てる?
ある 建て主の方に 肩をたたかれるように そう聞かれ
口ごもった。そういえば以前、映画談義になったことが‥。
気持ちに余裕がないじゃない。(映画すら ごぶさたかよ)
そんなこって 生活の場を造る という仕事ができようか
と、今日の午前は口実をつけた。 映画の日でもあったな。
『コクリコ坂から』 スタジオジブリ
東京オリンピックをひかえ、高度成長期をむかえた時代に
高校生の淡い恋模様を基調にした さわやかさ。
主人公の海の実家がいとなむ コクリコ荘 という下宿館。
ムサ苦しい男子学生の巣窟 カルチェラタン という洋館。
ふたつの 古い建築物を舞台に、家族の再生や、親子世代
の バトン・タッチ をテーマにしているようだ。
古いものをないがしろにすることは 記憶を殺すことだ‥
云々 の 台詞 には つきささるものが あった。
秀作だ。
三丁目の夕日 など、昭和三十年代の物語がよく目につく。
巷が元気だったころが どこか懐かしいのかな。日本。