大河ドラマ『龍馬伝』が面白い。
NHKのドラマでは、たとえば 三枝健起 黛りんたろう などの
スタイリッシュな作品を、ひそかに ひいきにしておりましたが
(両者とも たしか そのまま 映画の世界にいかれたのかな。)
『龍馬伝』 も あの ハゲタカ の製作陣とのこと。 さすが。
表情に迫ったカメラワーク や 光の演出、やっぱ、かっこいい。
セットや、衣装デザインも ディテールまで なかなかいけてる。
作り手の方々の、こだわりと情熱を 感じる。
ふ と オフィスの本棚 にある 作品集に目がとまる。
『坂本龍馬記念館』構想設計競技記録
磯崎新氏が審査委員長をつとめた 公開コンペの応募作品集だ。
龍馬生誕150年記念 ということで 1988年 22年前のもの。
応募なしは建築家にあらずの如し、一大イベントであった と。
当時 わたしは ぷらぷらとお気楽に海外にいたので、帰国後に
コンペに応募した先輩・M氏 から 巷の盛り上がりを知った。
最終応募475作品中 50選入選。 M氏は、鼻高々。
いきおい “いまやってる○○記念館のコンペ手伝え。” と
わたしは そのまま この事務所の とりこ となるしまつ。
公共工事の公開コンペ が じつに多かった。
ハコモノ、パプル、という言葉は なかった。
龍馬たちが活躍していた 約150年まえのうちの22年間のこと。
その後 M氏は30代 志しなかばで なくなる。
もしや 年の頃合いもちかい 龍馬 とよろしくやってるかも。