2010年6月3日木曜日

区役所庁舎にみた 建築家の魂




























午後は所要で 東京目黒区役所へ。
都内の区役所(本庁舎)に ほろんど出向いたつもりていたが、
新装あいなったのが2003年という 目黒区役所は はじめてだ。

旧区役所庁舎は、まさに“旅館の増築”状態で迷路のようだった。
交通のアクセスも悪く、部外者的(‥お金的な議論は別とすれば)
には、ここ新庁舎は じつに 利便がいい。

この 旧千代田生命本社ビル は 建築家 村野藤吾 作品 である。
改修後も踏襲されたのであろう ディテール には 気品がある。
やっぱり 建築家の魂とは ディテール に帰するのだな。

同じように 好立地の新庁舎を 不良債権の再利用 ともいえる
形で実現した蒲田駅前の大田区役所の(‥いささか、失礼ながら)
バブリーなデザイン嗜好とは、一線を画すようだ。

たまたま、同日に両庁舎を訪れたせいか、こころに のこった。