2010年5月16日日曜日

すまいの灯り 光る と 照らす 。

















LED(発光ダイオード)照明器具の 住宅への普及速度が すごい。
消費電力の小ささや 電球の高寿命が、昨今の 省エネ・エコ指向
の潮流にのってのことでしょう。
光の色調も 従来の(クリプトン球ふくむ)白熱灯 や 蛍光灯と、
一見して わたしには 区別がつきませんでした。

Panasonicさん の ショールーム で
LED照明の 新シリーズ EVERLEDS を見学させてもらい、その
商品開発 の 方向性がわかるようでした。

壁・天井、机上・床面 といった特定の面 ないしは 特定の空間
を 照らす‥。 LED光の特性 指向性 がそうさせるのでしょう。
器具そのものが光り主張し 部屋全体を均一に明るくする という
発想が、まさに かげ をひそめていっているように感じます。

かつて オランダのアムステルダム という街で
ある お宅にステイさせていただいたときを 思い出しました。
必要な灯りだけをともす。国民的画家・レンブラントの 光と影の
描写が、けっして映画的なデフォルメでないことを知りました。

省エネ・エコ指向の潮流 が 直接 そうさせているのではなく、
開発された技術による照明器具によって、そんなトレンドが形成
されていくころが ひとつ ヒニク にも感じるところです。

光る と 照らす。
住宅の照明計画のなか、意識しないで 使い分けていたな、と
以前の竣工写真から ふりかえってます。(LEDでは、ありません。)