2019年2月3日日曜日

日日是好日


計画進行の集合住宅 SK2-Project
建替られる既存マンション敷地内にて地盤調査(ボーリング調査)が開始。
工程の関係で、マンション解体工事の前に行うことになるも、作業は順調。
想定通りの深度で支持層の確認。流動化対策のための検査もだ。

状況写真は、あまり美しいものではないなと思い
またまた 映画 のお話をば‥。


前々から気になっていた 「日日是好日」 をようやく鑑賞できた。
監督は大森立嗣氏。まほろ駅前シリーズのジャンキーな世界観とは真逆な
清楚で爽やかな作品。同じ人のメガホンかと思うと、何気に愉快である。

もう何十年かぶりに訪れた「テアトル蒲田」 ここで面白い体験ができた。

物語のほとんどが お茶室でのお茶のお稽古の場面。
お茶席に正座したときの目線を意識してか ローアングルで撮られている。
ローカルな雰囲気のテアトル蒲田の客席には、傾斜がほとんど付いてない。
沈み込んで客席に座ると、ちょうど目線がスクリーンの下端くらいになる。
すると自分も、まるで茶席にいるかのような臨場感。偶然でも痛快である。

移ろいゆく季節感とともに、淡々と日常を描いているのみ。
(以下、公式サイトからの引用お許しを)‥
季節のように生きる。
雨の日は雨を聞く。雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを、
冬は身の切れるような寒さを。五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。

高気密・高断熱を目指す、現在の住まいのありようとは 正反対。
省エネ性能を追求することは、地球環境や健康の面から大切でありますが、
季節のうつろいを感じ、味わえるゆとりも必要ではないかと思えるのです。
木造の日本家屋だけではなく、鉄筋コンクリート造の集合住宅ででもね。