「ちょっと今から仕事やめてくる」
製作者の方々には 申わけないが、作品としてはイマイチでした。
吉田鋼太郎のブラック上司ぶりだけは、なかなか堂に入っていた。
さすが ベテラン。 役柄通り 作品をシメましたね。
「ブラック企業」という言葉は 当時はまだありませんでしたが、
私も新卒直後、大手建設会社で、随分とコキ使われていました。
ただ、それが 糧 にもなっている、とは感じます。
思えば 建設業界というのは、社内的に会社としての対外的にも
パワハラのような、ブラックな上下関係が生まれやすい業界です。
「発注者」と「受注者」、あるいは「元請」と「下請」といった
相手との上下関係が、はっきりしやすいからです。
立場は違えど、現場では 良い建物を造る。という共通の目的を
持った ひとつのチームでなくてはいけません。
設計監理者という、今の私の立場も含めてです。
うちの屋号である SOCIUS (ラテン語で仕事仲間、相棒)には
そんな 思いも込められています。