建築基準法や建築士法をはじめとする 建築関連の法規。
ウチはことの外 敷地状況がタイトな計画が多いからでしょうか
法感覚に時々 “油をさして”あげないと 頭の回転がにぶります。
関連法規の改訂のたび、ともなった講習会は必ず受け、法令集は
できるだけ最新のものを手元においているものの、正直やっぱり
重宝するのは 一番使い慣れた 法令集 であります。
『建築関連法令集』昭和58年度版
学生時代に購入し、建築士の試験のさいも これを使ったような。
(トシがわかってしまいますが…。)
建築基準法 でいえば 当時は
たとえば 道路斜線制限は、なんでもかまわず 単純にH/Dのみ。
いまでは、天空率や建物までの後退距離によった緩和規定もある。
準耐火建築物はかつて簡易耐火建築物(第二条九の三)といって
(イ)外壁耐火 と(ロ)主要構造部不燃 にわかれていたのが
そのまま、準耐火建築物の技術的基準(令109条の3一、二)に
シフトしている‥、といった具合。
もう ぞくにゆはれる “温泉旅館の建増し” 状態であります。
いまの基準法、あらためてトレースしておけたらな、と思いつつ
東京建築士会の書籍販売コーナーを眺めていて、みつけました。
『 ゼロからはじめる建築の[法規]入門 原口英昭 著 』
項目ごと Q&A方式で解説された建築基準法の入門書。
入門書とあなどることなかれ、ピンポイントで要所も突いている。
一般の方には、建築基準法の構成がどうなっているのか、読み物
として面白いはず。意味なくセクシーなイラストも一服の清涼剤。
おすすめ。
ステマ(ステルス・マーケティング)では ありませんぞよ。
『ゼロからはじめる』シリーズは blogからの派生ということで
そのURLも記しておきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/mikao/