1週間前に引渡しをおえた 集合住宅 SOLID COVE
賃貸部分6室のすべてで テナントさんが決まったと連絡がはいった。
工事期間中に建物の外観だけを見て いはば “一目ボレ” で入居を
決めてくださった方々もおられたようで、これは 嬉しいかぎり。
専用住宅の計画では、クライアントは住み手の方です。
集合住宅の計画では、オーナーとともに、入居されるテナントさんも
(建設中には、まだ見ぬ)クライアントである と かんがえてます。
集合住宅の建築 というのは ひとつの事業です。
(たいがい)オーナーは事業資金としてお金を借入れ、テナントさん
からの賃料が、その借入金の返済と収益にあたるわけですが、同時に
その集合住宅 は インフラ という側面もあることに気がつきます。
テナントさんの賃料(お家賃)は、テナントさん自身の時間・空間の
ためだけじゃなく、社会資本としての住いをつくる建設費の一部でも
ある。そう考えることも できるわけですね。
わたしも、そんなサイクルの末席に加わっています。