2011年11月18日金曜日

ブレードランナー アントキノミライ


『ブレードランナー』の続編が製作中とのこと。はからずも知らなかった。
監督はリドリー・スコット氏と。胸躍るのは、私だけじゃないでしょうね。

『ブレードランナー』は約30年前に公開のSF映画。舞台は近未来のLA。
ダークでシュールな世界観と、『エイリアン』で映画監督としてブレイク
したてのリドリー・スコット監督の映像表現は、当時かなり斬新だった。
いまでも この映像表現は影響は大きい。

近未来を描いたSF映画は、時代の経過とともに どしても“答え合わせ”の
意味が出てきます。あのときのイメージは、ほんとにそうなったのか‥?
たとえば、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』では
ディスカバリー号の船中で、ボーマン船長たちが iPad(らしきもの)を
使っている‥と、ネットの話題を見かけました。鋭い未来感だったのかな。

では、この『ブレードランナー』や いかに。
レプリカント(人造人間)の登場は、クローン技術やiPS細胞 といった
生物化学の分野での発展を暗示していないか‥?
あるいは 空飛ぶパトカーのような乗り物は、EVやハイブリッドといった
自動車技術の革新を暗示していないか…? ちょっと強引な ものいいを
承知でいえば、決定的に当たってないのは “IT革命” となりましょうか。
…デッカード(ハリソン・フォード)が酒場の公衆電話から タイレル社
 にいるレイチェル(シェーン・ヤング)に電話するシーン。
( ‥確か、モニター付きの公衆電話にコインを入れてたかな。)
このシーンだけ なぜか西部劇に 見えてくる。

みらいとは、おそろし おもしろい。