2011年10月19日水曜日

なにも加えない。という デザイン

ひきつづき 設計監理中の集合住宅の現場より。
型枠の解体から内装がはじまり、カタチが現れてきます。
監理や確認、図面の承認など いそがしくなります。

住宅建築とは いはば 料理を盛りつける皿ではないか。
現場で そんなふうに 考えるときがあります。
料理。つまり主役は 住み手の方々の生活や人生であり
建築とは、そのステージをつくることなのだ、と。

そのため、おしつけや奇抜な デザインをこのみません。
無論それは 手をかけない、ということでもありません。
ああ そうそう 自然にそうだよね、と思わせるような
造形や空間であることを 目標にしています。

できるだけ、なにも加えない。Less is More