2015年3月7日土曜日

美しきもののみ機能的。丹下健三の建築

録画していた番組を、昨晩観ました。
先週末のBS1 『時代をプロヂュースした者たち・建築家 丹下健三』
(初めて購入したレコーダーは、たしかに便利。今まで損してたな。)

丹下健三氏は日本建築会の巨人。
氏の作品で主に紹介されていたのが、香川県庁舎、広島平和記念公園、
そして64年の東京五輪の会場として建築された、代々木体育館でした。

代々木体育館は、客席とコートに一体感のある内部空間と、明快な動線。
装飾ではなく、構造的整合性をそのまま表現したダイナミックな造形美。
だからこそ説得力があり、スポーツの躍動感をも表しているかのようです。


『美しきもののみ機能的である』‥番組の中の 丹下氏の言葉です。
『機能的なものこそ美しい』‥という ル・コルビジュエの言葉をなにか
おちょくったかのようにも思えます。
言葉とは、発した本人の意図とは別に、一人歩きしてしまうものですが
それも含めて、この2つの言葉のアヤに感じるところがあります。

公共的意味合いの強い建築。と 個人的嗜好による住宅建築。との違い。
丹下氏の言葉は主に前者のことであり、
ル・コルビジュエの言葉は、主に後者を指してるのではないのか‥、と。
同じ『建築』というカテゴリーの中、じつは両者は別の創作物なのかも
しれません。ときとして、そんな考え方を抱きます。
例えば、建築基準法に関してです。
(建築基準法は、ざっくり単体規定と集団規定とに、わかれるのですが。)
住宅建築では、単体規定の部分はもっと緩和されてもいいんじゃないか‥。
もちろん、これは、あくまで私の持論です。

住宅や集合住宅の仕事ばかりの私には、公共的建築に対しては俯瞰して
見ることができるのは、楽しいことでもあります。 建築オタクですね。
2020年の東京五輪のメイン会場となるべく、新国立競技場。
はたして 丹下建築に迫れるのでしょうや‥。

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