2016年12月21日水曜日

奉献酒と地鎮祭


日本中が、一時的にクリスチャンに改宗することになる、その前日。
神道にのっとった 地鎮祭 を急きょ 執りおこなうことになりました。
杖をついた白髪の土地の神様は実際におられるのか、否かはべつとして、
仕事を始めるにあたって、身を引き締めるための行ないは必要でしょう。

新築する集合住宅は、先日完成した FLAT SETTE とは〝兄弟〟の関係。
ひとつのシリーズ化した集合住宅群を形成していければ、と期待します。

昭和の匂いが残る 昔ながらの酒屋さんで 奉献酒を用意します。
奉献 の のし紙の文字は、墨で筆書きでなくてはいけません。
この辺じゃ今年も次々と酒屋さん、やめちゃってね‥。
達筆をはしらせながら女将さんが嘆きます。
残っていってほしい風景です。
ウチじゃあ、地鎮祭なんか ほとんど やりませんよ。意味ないッスよ。
下請けとして扱う建築家のデザインをウリにした、年間400棟もの建売
住宅を建設するある業者の営業マンのセリフを ふっと思い出しました。
どうか、バチが当たりますように‥。