2014年8月25日月曜日

赤レンガの建築

この朝の毎日新聞のコラムに目が止まりました。
日本人はなぜ、赤レンガの建築が好きなのか‥
今年亡くなられた建築史家の鈴木博之氏の解析が、興味深い。
ひとつは、縄文土器以来、瓦など焼き物が生活の原風景にあること。
もひとつは、レンガ建物の多くがルーツをもつ英国への憧れからと。

私は、もうひとつ。
手作業の建築工程への郷愁があるのではないか、と感じています。
レンガの大きさは、ひとつづつ、職人ひとりで積み上げていくのに
ちょうどよい寸法、重さでできています。赤レンガの建築を見ると、
実際にレンガを積み上げる作業は見えずとも、本能的にその手作業
をイメージしているのではないでしょうか‥。
そこに、人の佇まいや温もりを感じとっているのでは、と。

いまでは
窯業系サイディングなど、赤レンガを模した工業製品が主流です。
本物の赤レンガではなく、赤レンガのフェイク(うそ)の建材では、
佇まいや温もりもないことを、これまた本能的に感じ取っています。
工業製品に埋め尽くされた住宅メーカーの商品のTVCMが映し出す
一見、幸せそうな家族像に、ほんとは、そんなのウソだろう‥。と
内心、さめちゃうところと、根っこは同じかもしれません。

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