2014年6月27日金曜日

予期せぬ再会


このところ 大学や中学・高校時代の仲間と会う機会が多いです。
付き合いがわるい私にも声をかけてくれる友人は、有り難いです。

出身の中学・高校は 一貫教育の男子校でした。
現在私は、来年の同窓会大会の実行委員のひとりでも あります。
この委員会がきっかけで、当時のクラブ活動の恩師と30年ぶりに
再会したりと、不思議な縁を感じています。

先日の 実行委員会の会議でのこと。
先輩実行委員の I先輩 が発言される雰囲気に、はっ!とします。
もしや、あのときの あの方‥?


数年前。姉歯事件直後の建築業界は、むちゃぶり規制の嵐でした。
一級建築士の『一級』を『1級』と書いて、確認申請拒否された…
といった不条理な逸話も、ふつーにささやかれていました。
そんなおり
設計監理した住宅の完了検査にこられたのが I先輩だったのです。
(内容は申し上げられませんが)じつに厳しい指導を受けました。
なんとか検査済証は取得できるも、頭には相当 血が上りました。

もちろん、冷静に考えれば ルールはルール です。
イエローカードもらって審判にくってかかっても、カードをもらう
方がわるいわけで、今ではわだかまりもないのですが、この経緯で
これまでお会いしてきた沢山の検査員の方々の中でも、とりわけ
印象に残っていました。


実行委員会の席のあと、I先輩に あらためてご挨拶。
先輩は、そんな出来事はすっかり忘れておられ(検査の数だけでも
多いはずで、当然ですが)私としては正直、ホっとしたところです。

ちなみに
この完了検査を受けた住宅の建主で、検査にも立会っていただいた
Fさんも 私の中学・高校の大先輩でありました。
つまり
この時の完了検査に立会った 建主、設計者、検査員 の3名とも
期せずして 同窓生であった。 ということになります。

縁とは じつに妙なり。

2014年6月23日月曜日

ネコ・ネコ

建主のかたから 自ら描いたネコの絵をいただきました。
木版に焦げ目を付けて描く バーニング・アート です。
数年前の竣工時にも、やはりバーニング・アートの猫を
いただいております。今回は すこし若返った猫ちゃん。

ありがとう ございました。

もう一匹は 他の物件で 近くを縄張る 主。
今日は ひなたぼっこかい。


2014年6月19日木曜日

涙野獣(なみだのけもの)


中学・高校の後輩 小林由木さん の 演劇ユニットEva
昨晩は、彼の脚本・出演の『涙野獣(なみだのけもの)』観劇

中野ザ・ポケットという ミニシアター は 初めてだった。
手短な挨拶をかわし、開演前のマイセツを始める彼のイデタチ
が、キラキラのド派手な蝶ネクタイと、いささかヒーてしまう。
ただ、劇がはじまるや内容は充実、迫力。ストーリーもいいよ。
アンチ暴力、家族愛というメッセージがシュールだけど、感動。

ステージがおわると、出演者の方々が客席で談笑されている。
招いた方々とであろうか。ステージの上で、あんなに華やかに
大きく見えるのに、意外と小柄な方が多い。(私も小柄ですが)
ステージ って 不思議だ。

今週末まで 上演のスケジュールがあるようです。
みなさま ぜひに。

2014年6月15日日曜日

1−2


W杯 GL初戦 コートジボワール戦 敗戦。 残念。
主導権を握る、とまではいかなくても 美しいパスサッカー
に見えた。素人目には、敗因が(あるのなら)わらかない。
ただ
他チームとの比較で星勘定考えると GL突破がかなり厳しい。
やはりGLで敗退した 8年前のドイツ大会 の流れに似てる。

初戦のオーストラリア戦
中村俊ちゃんのゴールで前半先制も、後半連続失点で逆転負け。
2戦目はクロアチア(欧州) 3戦目はブラジル(南米)
今回も
2戦目はギリシャ(欧州) 3戦目がコロンビア(南米)

ネガティブなファクター は ここまで。

直前の強化試合で 快勝したコスタリカ
死のD組で ウルグアイに快勝している。

勝負は やってみないと(やっぱり)わからない。きっと。
がんばれ 日本代表。

2014年6月14日土曜日

新国立競技場・基本設計の全貌と改修案


新国立競技場の計画をめぐる3つの記事に目がとまりました。


工事費(とりわけ人件費)の高騰から、公共工事の入札が予定金額
に納まらず、入札そものが不成立になるケースが増えてるとのこと。
この解体工事の入札不成立も、一連のこの流れでしょう。

工事費の高騰は、もちろん民業も圧迫しています。
私の仕事にも、これまでにない影響がありました。

特に職人さん不足の問題の背景には、根深いものがあるようですが、
東北の復興とともに、オリンピック特需による影響もあるでしょう。
経済効果も期待のひとつであったであろう東京オリンピック招致が、
逆に巷の仕事やお金の流れをフリーズさせてる、というヒニクです。


2.新国立競技場の基本設計の全貌

コンペにより選出された、ザハ・ハディット氏の新国立競技場計画。
近未来感覚の斬新な造形美の味が薄まってしまい、残念な感じです。

そもそも
当初のコンペ案から大幅な見直しが必要となった要因は予算でした。
コンペ案の条件は1300億円の予算。見積ると3000億円と、倍以上。

これって、コンペ要項の違反じゃないのかなあ。
もちろん、提案時で見積作業の時間的問題もあったでしょう。また、
ガチにピッタリ予算に納める、ということも現実的ではありません。
そこは、承知してます。
ただ、コスト意識も計画案作成には、重要なファクターのはずです。
コンペ時点で、今回の基本設計に近い案が提案されるべきでしょう。

この新国立競技場のコンペとは比較になりませんが
私も、民間のあるコンペに参加したことがあります。
他の著名な建築家の方々が、条件の予算を全く無視したコスト感覚
の案を提案することに、びっくりしたことがありました。
こういうことで、『建築家』という職業を浮世離れしたものとして
しまいます。予算の大幅な見込み外れとは、恥ずかしいことのはず。
まして、新国立競技場の建設費用は血税です。


3.伊東豊雄氏が現国立競技場の改修案

新国立競技場のコンペにも参加した伊東豊雄氏が、建替計画に反対
という立場である学者の中沢新一氏からの依頼、という形での提案。

東京五輪の招致が決定してから
著名な建築家の方々から、ザハ・ハディット氏の新国立競技場案に
異議を唱える、大きなうねりがありました。
風致地区としての景観問題、地域の歴史的背景、維持管理のコスト、
反対意見として、どれも 正論 のようにみうけられます。
ただ、その正論であるがゆえ、違和感もおぼえていました。
『こうしましょうよ』という、目に見える対案がありませんでした。

伊東豊雄氏の改修案。とってもいいと、私は思います。
古い物でも大切に使う 日本人の『もったいない』精神の象徴です。

都知事が五輪会場計画の全面見直しを表明しました。
この改修案を、ひとつのアンチテーゼにおわらせないチャンスです。

予算も1400億円と ストライク。
伊東氏には、当初からこの改修案をコンペで提案してほしかったな。
新築を改修としたことも、予算が大幅にオーバーしたことも
コンペの要項違反 ということで言えば 同じでしょうから。

2014年6月8日日曜日

豪雨の中のBBQ

blogやSNSに『食べ物』は載せない。という戒 
今回は やめにしておこう‥。
C君 即興の 〆のチャーハンが絶品であった。

学生時代の友人達との BBQ
悪天候の災い転じ 森林公園 は貸し切り状態。
ナイスな 食事会 となりました。


2014年6月1日日曜日

ASJ YOKOHAMA CELL


ASJ YOKOHAMA CELL登録いたしました。
先月の オープニング・レセプション に
お招きいただいたことが きっかけでした。
SOCIUS の
ポートフォリオ・ポスター・模型 が常設。
横浜近郊の方には
ここでのお打ち合わせも 可能なようです。
とくに
土地の有効活用を前提の集合住宅の提案が
できる登録建築家は、当方のみとのこと。
よろしければ、お立ち寄りのほど。