2013年11月21日木曜日

2013 私が選ぶ今年の『流行語大賞』


毎年恒例 『新語・流行語大賞』 ノミネート
私が感じていたのは、かなり ちがいますぞよ。
これらです。

『ここで叩かれてブレるのが一番ダメ』 本田圭佑
 先月の欧州遠征のサッカー日本代表 セルビア戦、べラルーシ戦と
 連敗(それも零封)という結果をうけての本田選手の 弁の一部。
 これ以降、ネット上には評論家や元代表選手のザック・バッシング
 の記事があふれていた。“解任” という言葉も平気で載っている。
 ちょうど、2010南アW杯開催直前に起きた岡田監督・バッシング
(こめんね岡ちゃん)状態 に よく似ているな、と思えてました。
(今月の欧州遠征。‥評論家や元代表の諸氏よ、一体ど〜なのよ。)

 本田選手の言葉には 『最後は 個の力』というのも気に入った。
 まさに サムライ だね。


『自発的対称性のやぶれ』 南部陽一郎
 今年のノーベル物理学賞は 昨年のヒックス粒子発見にともない
 提唱者 ピーター・ヒックス、フランソワ・アングレール両氏へ。
 この ヒックス粒子 の存在提唱の発端が、さきに物理学賞を受賞
 していた 南部陽一郎氏の 素粒子理論 があったのだということ。
 NHKの特集番組では、削った鉛筆を立ててもすぐ倒れてしまう現象
 に例え、氏の論理を解説。(‥一応、わかったような気になる。)

 ただ とっても美しい日本語 ですね。 単純に印象に残ります。


『文化人でなく、町工場のオヤジですから』 宮崎駿
 引退会見での一節。
 たしかに、宮崎氏はTVのインタヴューなど、よそいき の場ですら、
 作業用のエプロンや、手ぬぐい腰に巻いた姿でいるイメージがある。
 ものづくりをする者は、理屈やミテクレでなく仕事だ!(ワタシへ)

 新国立競技場の建替計画案。
 コンペ当選案に対して、周辺環境への影響を批判する声があります。
 著名な建築家のコメント。もっともな部分もある、と私も思います。
 ただ、批判をするからには 対案 を出さなくてはいけない。
 かつて東京都庁舎コンペで、磯崎新氏が出した低層案のようにです。
 『文化人』ではなく『町工場のオヤジ』の意見を期待したいですね。


『わき毛ぼーぼー 自由の女神』 宮藤官九郎
 クドカンこと宮藤官九郎脚本 『謝罪の王様』 ご覧の方お分かり。
 もしも、土下座のポーズが謝罪でなく侮辱を意味するものだったら‥
 という発想の、いはば風刺です。バカバカしさも程よい感じでグー!
 
 今年は クドカンさん。 『あまちゃん』 で大ブレイクですが
 メジャーになっちゃうのは、逆に らしくない感じです。

以上。
わたしの 2013 は まだまだこれから。