2012年12月30日日曜日

年の瀬 アナログに戻る日々


やっと 年賀状を書きおえ 投函。
年賀状 は
数年前から仕事の作品を載せるの やめました。
書き添えるところは 手書きでしたためてます。

Keyboard より たまには手で書くのもいい。
ほんの100数十円の筆ペンも、なかなかのもの。
これもまた 日本が誇れる技術じゃないですか。

システム手帳の新しいリーフが もう売り切れ。
年内 やりのこし の ひとつ。
手帳だけは どしてもデジタル化はなじめない。

大掃除は もう
HDのデーター整理はあきらめ、リアルなほうの
デスクトップだけにしておきました。

明日は 大晦日
最後のTVといえば これを見ないで年は越せぬ。
そう 毎年恒例‥
吉田類の酒場放浪記 年またぎスペシャルじゃ。

よい お年を。 

2012年12月28日金曜日

アスリートの引き際


試合開始まえの神宮球場
バッティングケージから じつに軽やかなスイングでポンポン
ライト・スタンドに 運ぶ選手がいた。松井秀喜選手だった。
打球の飛距離は天性のものと、よく野球解説の人がいってるの
なるほど、よくわかる。

ケージはふたつ並んでいて ふつう ふたりひと組で練習する。
巨人の選手では松井選手だけ、ならんで打つ選手はいなかった。
くらべられちゃうから かな。

後光がさしてる野球選手を見たのはロッテ時代の落合博満選手
それと 松井秀喜選手 だけだった。
おつかれさまでした。

2012年12月27日木曜日

やめる。というポジティブな景気対策


外苑東通りを下り、新一ノ橋の交差点を右折。現場から事務所への帰り道。
交差点界隈にそびえるは、首都高都心環状線と2号目黒線との一ノ橋JCT。
高架橋はいたることろ錆が目立ち、メンテナンスが必要なのはもう明らか。

以前、この先の三ノ橋界隈に事務所をかまえていたこともあり、馴染みの
ある首都高2号目黒線は、古川という運河にフタをするよう架かってます。
古川は、昼間もうす暗く 運河というより暗渠といった様相です。

50年近く前、東京オリンピック開催に合わせて建設された首都高速道路は
その経済効果という恩恵とひきかえに、運河の町といわれた江戸の景観や
環境を破壊してしまいました。日本橋のあり様が、その代表でしょう。

今年
老朽化した首都高速道路の 修繕、建替えの是非が報道されていましたが、
都心からの迂回路となる東京外郭環状線を完成させて、そのうえで内側の
首都高は、もう解体へ向かうべきじゃないか。と、わたしは考えています。

解体工事 は 公共工事 であります。
新政権が、景気対策としている それと同じじゃないですか。

そして
この 首都高速道路 が まんま 原子力発電所 とおきかわりませんか?

原発を止めれば電力不足で経済活動に支障が出る。これも現実でしょうが
原発を止め、再生可能エネルギー等新分野の産業を伸ばすのも景気刺激策。
この15年間、ITという新分野がじつにパワフル(多少のバブルをのぞけば)
だったことを思えば、ポジティブな発想でしょう。
これまで、原子力発電には経済的恩恵もありました。
止めることは、係ってきた技術者の方々のキャリアやプライドを傷つける
ものでは けしてないと 思っています。

やめる。という 公共事業・景気対策も ありでしょう。

ついでに もひとつ やめてもらいたいもの。 電柱。
景観を壊し、災害時に危険をうむ電柱は、お役人さんのセクショナリズム
で撤去できないと聞いたことがあります。どちらも 消したいものですね。


年末年始は 人もコンクリートも 養生にあてよう。


一昨日の1階床のコンクリート打設
昨日は 墨出し作業。年内は、ほぼここで一段落。
年末年始の休み前は 施工精度や安全管理を考え
中途半端になる型枠や鉄筋作業を控えさせました。

休暇中は
打設したコンクリートの養生期間ともなるわけです。
硬化がはじまったコンクリートの強度は ゆっくり
でてきます。養生もたいせつ。

年明けの作業から、あわただしくなりそうです。



2012年12月25日火曜日

生コンクリート試験とサンプル


年内最後のコンクリート打設。
1階床(土間)部分 でした。

現場で行なう 生コンクリート の試験です。
到着したミキサー車から採取した生コンです。

スランプ・フロー値といった 流動性。
空気量・塩分濃度など基準値内にあることを
確認します。

テストピースは 打設数量が少ないので
1セット・3本の2セット つごう 6本。
1週強度確認 のため 1セット。
4週強度確認 のため 1セット。
設計基準強度をクリアしたことを確認します。

生コンクリート に触れたことありますか?
温かいんですよ。私は息づかいを感じます。



2012年12月23日日曜日

師走のひかり


東京フォーラム にて
キエフ・バレイ団 『くるみ割り人形』鑑賞
 オペラやミュージカルと違い 歌や台詞がない。
 あたりまえだけど、新鮮だった。
 
バレイ は とてもよかったけれど
丸ノ内の イルミネーション
東京駅の プロジェクトマッピング
見ないで帰ってきちゃった もったいなかったな。


2012年12月21日金曜日

土間配筋 職人魂


1階床 本年最後のコンクリート打設に先立ち配筋検査。
上端・下端とも D10・D13/ちどり 200ピッチ
継手長・端部(ここが足りないことがよくある)もよし。
開口部の補強も、指示するべく以上の対処がしてあった。

職人さんは 現場でメットをかぶった私の立場を察します。
よく、怪訝な雰囲気になったり どや顔で話かけてきます。

今回の 鉄筋の職人さん3人のチーム。全くちがう。
黙々と 結束線を縛っていく。
私語もなく手際が極めてよい。
現場は 緊張感に包まれた ひとつの聖域のようであった。



2012年12月18日火曜日

きれいな言葉 つかいましょう。


政権をになっていない政党を 野党(やとう) といいます。
選挙に破れ野党になることを 下野(げや) といいますが
私は この言葉がどうも気になる。侮辱的でうつくしくない。

どこの政党を 応援する/しない じゃないんですがね。
民主主義とは 議論と多数決がセットになったものですから
意見が通らんこともあります。人格を否定するわけじゃない。
英国では Waiting Partyって言うと聞いたことがあります。
そんな、なにかイキな言い方にしても いいんじゃないかな。

かつて、自衛隊を暴力装置 といった 元官房長官
ミサイルはやく飛んでくれ といった 現官房長官
落選しましたが、言葉の使い方が とても気になっていた。

時代の風となった 維新の代表もそう、
選挙協力するのに候補者は じゃんけんで‥とは、気持ち
かわらないじゃないけど、比喩としては あまりに不適切。
せっかくの実績も、かすみましょう。もったいない。

私も、これまで ふりかえれば
言葉使いで ずいぶんと人を傷つけてきてしまったな‥と
自責の念をこめて いいましょう。

きれいな言葉 つかいましょう。


Web-Site 更新


Web-Site を全面的に更新いたしました。
先週末にリ・リースしていましたが Detail調整してました。
Web-Site18年前のupから基本、私自身で作成してましたが、
さすがに今回は デジタル系外部スタッフ・Sくんに だいぶ
助けてもらいました。感謝。

プロの Web-Designer の方々からみれば、稚拙なところもあり
ましょうが、そこはまた手作り感というかDIY感ということで、
ひとつ、あじわいと思ってください。

最新のSafari と Chrome、古めのIEでは動作確認できました。
Netscape では一部スクリプトが動かないようです。ご容赦を。

Site 内のPageURLも一部(かなり)変更してしまいました。
Pageで、ブックマークしていただいていた方々
もし、おられましたら、再度ブックマークをお願いしたいです。
お手数おかけします。




2012年12月14日金曜日

大切なことは。


『ゴーイング マイ ホーム』という民放のTVドラマ
視聴率が低いことで批判する記事を目にする。‥わるいことかなあ。
稀に見るクゥオリティーの高いドラマ、民放ドラマでも(失礼?)
ここまで できるのか‥ と 感心していたところであった。
是枝監督の演出は実にナチュラル。間 というものを心得ている。
出演者やお料理のシーンがあるのは、スポンサーの関係なのかな。
逆の それを活かしている。なごめます。

視聴率が上がれば、露出がふえて、その分商品が売れる。
そういった ビジネスモデル、もう古いんじゃないすか。
大事なのは 露出度ではなく、提供しているものの内容でしょう。

いま 大声でひたすら自分の名前を連呼している方々に言いたい。


2012年12月13日木曜日

埋め戻しの工程


基礎など地中の躯体が完成し、設備配管おえた段階で
根伐した部分の土地を埋め戻します。配管部分は以後
のメンテを考えて、埋設になる部分は最小限にします。

ベタ基礎でないため(杭による支持)土が見えてます。
1階の居室部分は この上に 
ポリエチレンシート(防湿対策) と
スタイロフォーム(断熱材)を敷き込み 土間を打設。
その上に床組(1階は直貼しません)という納めです。



2012年12月5日水曜日

基礎とコンクリート


先週末の基礎コン打設から、今週は 型枠の解体。

基礎は見えない部分です。
一般的に コンクリート面の仕上には 気を使いません。
型枠も使い回しの きれいじゃないもので すませます。
この現場もそうでした。
ただそれでも、このコンクリートの仕上面はきれいです。
いい意味 不思議。

この時期心配な、コールドジョイントもありません。
基礎でおわらせるのが、もったいない感じであります。



都会のオアシス


東京都内には、意外と自然が多いのです。

NYのマンハッタンのような、セントラル・パークが
あるのではなく、オアシスのように点在しています。
それゆえ 見つけたときの 新鮮さもある。

現場から現場へ移動の間、すこし時間があいたので
散策していて 見つけました‥。 隠れ家にします。

占春園(せんしゅんえん)
この辺りは、幕末までの200年ほどの間、徳川光圀の弟
を藩祖とする陸奥守山藩松平家の上、中屋敷の地であった。
占春園は、この屋敷内にひらかれた庭園の名残りである。
林には鳥、池には魚、緑のたけと赤い楓、秋の月、冬の雪
と、四季それぞれの庭の美しさでその名が知られ、当時の
江戸三名園の一つに数えられていた‥。

茗荷谷駅近く、放送大学の裏手です。


2012年12月3日月曜日

セーフティー・ネットのディテール


よく言われる 建築のディテールの常道のひとつ に
『外部での上向きコーキング は ダメ』とあります。
かりに、コーキングが劣化して切れると、雨水は室内
まで侵出して、補修の必要箇所はとめどなくなります。

コーキングの向きが下向き‥少なくも横向きであれば
直接 雨水が浸入することは避けられます。
早急に劣化したコーキングだけ補修すれば、最小限の
被害ですみます。

一カ所 関が切れたら もうアウト!
ということがないようにするのが 建築のディテール。

被害に遭われた方々にはお気の毒では ありますが
あの 高速道路の天井のディテールは ありえない。
構造的には問題なかった、というようなニュアンスの
TVの専門家の意見には、おどろきました。

福島第一原発の事故 を 思い出しました。
予備電源の設備が海水面より低い地下にあった、とは。
原発の是非 それ以前の問題のように思えます。


私も 肝に命じて おかないと。
UP してから 自戒の念

2012年12月1日土曜日

それは 必要なのか?‥その問いかけが デザイン


前記で Webテンプレート集の強烈さに ふれました。
Webデザイナーの方々の 渾身の作品なのでしょうが、
これじゃあ コンテンツ が浮かび上がってこないな。

気がつきました。
同じことが 住宅のデザインにもいえてます。
主役は コンテンツならぬ建主の方々の生活であるはず。
住宅のデザインとは そのステージをつくること だと。

私は、設計段階でアイディアが浮かぶたびに自問します。
それは ほんとうに必要なしつらえか、と。
お金を出すのは建主です。
受け入れる/受け入れない の判断はあるでしょうが、
ただその前に、自信をもって必要性を説明できない提案
では、建主の方に 失礼となりましょう。

味気ない建物になっちゃわないか。‥それは、ないです。
建主のもとめる ライフスタイル は みなちがいます。
敷地の状況、コストや規制のあり方も みなちがいます。
だからこそ、ほんとの意味の 個性 が生まれます。
デザインという仕事を そう考えてます。