2011年12月31日土曜日

2011


先日 ふと チャンネルをあわせた 年末のTV番組
村上龍氏『おじさんの ゆうことは聞くな』 ‥同様の意味なのでしょう。
ソニー元CEO 井出伸之氏『21世紀の成功は 20世紀的成功の延長にはない』
言えて妙。

時代はかわる。
ただ一応 一年のReset。
ワタシも おきよめ ひとやすみ。

よいお年を。


2011年12月25日日曜日

明日はどうする?



ネコには 明日 という意識がないそうです。
 未来に向けた 夢や希望をもたない。
 そのかわりに 絶望することもない。

事務所のデスクに こんな新聞の切り抜きを
ピンナップ していたのを 思いだしました。
荘子という 思想家の ことばだそうで

不将(おくらず) 不迎(むかえず) 応而(おうじて) 不蔵(ぞうぜず)
 過ぎ去ったことをくよくよしない
 あれこれ とりこし苦労をしない
 時代の変化に対応して
 心になにもとどめない

なかなか むつかしい境地ですが
来年の抱負としよう。
あ、すでに ちがうか‥。

2011年12月24日土曜日

スティーブ・ジョブズ おかわり


昨晩のNHK の スティーブ・ジョブズ には にえきらなかった。
Apple 社の製品哲学は、ジョブス氏の人生とまさに表裏一体であり
1時間あまりのTV番組で かたりきるのは やはり むつかしい。

ウォルター・アイザックソン氏の伝記 スティーブ・ジョブズ  の
中で 大きなテーマにひとつが 
オープンなシステムなのか グローズドなシステムか‥ という点。
 Windows のライセンスを他社供与し、市場を手中にするMS に
 自社製品でしか けっしてはしらせない Apple の Mac OS。
 Google の Android にたいしての iPhone の iOS も そう。

ハードとソフト の 一体にこだわった ジョブス氏の哲学は
経営戦略 というロジカルな発想ではなく
モノづくりへのこだわり、美学であったと 伝記からは感じました。

市場シェアだけが、成功の指標でないことも示してしまったのかも。

ちなみに Mac ユーザーのわたし。
Android つかってます。いいでしょ。

2011年12月22日木曜日

スティーブ・ジョブズ


お正月休みに読もうと置いていたもの。昨晩、読み切ってしまった。
伝記作家ウォルター・アイザックソン氏の スティーブ・ジョブズ。
書店の店頭に堆く積まれた本書を見るにつけ “商魂たくましき。”
と、穿ってみていたが、あにはからす。重みのある伝記本であった。 

多くの関係者への丁寧なインタヴューにうらづけられた客観性から
彼の人生や 取扱注意的な人間性を うきぼりにさせている。
聖人君主の武勇伝や伝説 のたぐいじゃない。
ビジネスにおいても私生活でも、成功も 恥ずかしいあやまちをも
おかしてきた、ひとりの男の履歴書。
シンプルに。
そしてMac筐体の見えないところのデザインにもこだわったという 
ジョブズ氏らしい 家族や社会にむけた 『遺書』 なのだな。

ちょっと うれしかったくだりは ボブ・ディラン のこと。
私も 70年代の アルバム
血の轍『 BLOOD ON THE TRACKS』
欲望 『 DESIRE』
わたしも大好きだ。iTunes にも、もちろん はいってる。
初来日の公演の ライブアルバム ももってる。
オープニングは『ミスター・タンブリン・マン』(ジョブズ氏お気に入り)
アンコール が『時代は変わる』(本書にも登場)
For the loser now
Will be later to win
For the timesthey are a-changin'
いまの敗者は
つぎの勝者だ
とにかく時代はかわりつつあるんだから

これからもずっと。



映画監督


映画監督の 森田芳光 さんが 亡くなられたと。

私も いくつか作品を見ています。
『ときめきに死す』という作品がよかったかな と思う。
ただ そのほかは
代表作『家族ゲーム』もふくめ 正直 私にはイマイチ。 
とくに 吉本ばなな 原作の『キッチン』
オーディションで選ばれたという背の高い新人女優さん
の演技があまりに素人チックで 思わず席を 立ちたく
なったのを おぼえています。
ただ いまでは この女優さん
おしも おされもしない存在感である。
これも 監督さんの 作品 といえるのかな。

合掌。

今年は 著名人の方々の訃報が きわだちます。

2011年12月21日水曜日

超・変形敷地での集合住宅計画


都内の50坪ほどの敷地での共同住宅建替え計画です。
3年ぶりの再スタート、再提案です。
既存の木造アパート8部屋の部屋数は減らさずに計画。

制約は敷地の形状だけではありません。法規制もです。
前面道路斜線 高度斜線 の高さ制限。
建築基準法における 採光面積の確保。
都内の共同住宅(特殊建築物)ということで安全条例。
‥窓先空地 避難経路の有効確保。

厳しい条件であるほど、研ぎすまされた計画が生まれます。



2011年12月19日月曜日

みどりのシティー・ライフ・スタイル


関越道路、所沢から上り練馬の出口まで事故で通行止めとの表示。
都内事務所へ向かう途中の、この朝のことである。…まいったな。
仕方なく高速を降りて一般道・川越街道へむかうと、また渋滞だ。
普段、便利に使っているものほど、いざ使えなくなるとイラつく。

脇道から迂回してしばらく走ると ふっと緑が広がる。公園 だ。
『都立大泉中央公園』とある。小さな丘のある、さわやかな風景。

お弁当をひろげた。
今日は厄日 一服。

都内では、自然と触れ合う機会。見つければ、意外と多いのです。
人の手で整備されメンテされた緑をはたして“自然”といえるのか‥。
でも、だから安心して 触れ合うこともできる。固いこと言わず
イラついたり つかれたときには いってみよう。


2011年12月18日日曜日

2011年12月9日金曜日

黄昏時


この朝には 雪が ちらついた とか。
西に夕日 東に月。明日は晴れるかな。


2011年12月7日水曜日

傘型亭 - 哲学堂公園


 演繹観(えんえきかん) 
『倫理に達する参観者は、ここで小憩してよろしく内省し、
 よく道理にあてはめて断定するようにされたい。』

 然様に。



2011年12月4日日曜日

師走 青空 展示会



前記の 新宿LIXIL(旧INAX)ショールーム
にての 『家づくり展』
おじゃましてまいりました。
荘司さんご夫妻をはじめ、出展者のみなさま
お手数おかけしました。 盛況ごくろうさま。

われわれ 住宅をつくる側のものとして の
情報の発信のあり方について、思うところも
ありました。それは、また おいおい。


表紙の写真は、ま とくに関係ないのですが
空気も澄んで気持ちよき日 といういことで。

2011年12月2日金曜日

12月3日(土)/4日(日) 家づくり展


新宿LIXIL ショールーム にて 『家づくり展』
私は出展しませんが おじゃますることにしてます。

こういった催しは 私たち建築家と建て主の方との
接点をもつためのものです。
私もよく こういった主旨の展示会に参加しますし、
たびたび 案内もいただきます。
(‥都合で顔出せないこと多く 恐縮ですが。)

この展示会は、Face Book つながりの荘司和樹さん
から ご案内のもの。
みなさま いかがでしょうか。

2011年12月1日木曜日

家政婦をミタ


松嶋菜々子さんの『家政婦のミタ』
あまりに巷や知人が話題にするので、ときどきのぞいてます。
昨晩は集中した作業からTVにシフトしたためか、超感情移入。
それも、さいごの部分。 壮絶な過去の告白シーン である。

普通こういった物語のカナメの部分は 回想シーンとか絡めて
表現したくなるところ。松嶋さんの 長台詞のワンカット だ。
『渡る世間は鬼ばかり』風の、イヒョウをつく演出。
かねがね感じていた ついていけない感 のおもしろさかな。

ここのところ
TVドラマが面白い と感じるようになった。トシのせいかな。
昨年は 『龍馬伝』 であったが
今年は 『ラストマネー』 と 『下流の宴』 がよかった。
前者は
保険金支払をめぐる生命保険会社の調査員を題材にしたドラマ。
スポンサー企業のないNHKでなけれな不可能なディープな内容。
後者は
受験戦争からドロップアウトした息子をもつエリート家族の話。
上流/下流と一刀両断にした設定が、劇画的にコミカルであった。

放送間隔の 一週間というスパンが 視聴者のなかでイメージ
を膨らませていることに気がつく。TVドラマと映画の違いかな。
わたしも まんまと のせられている。